子ども時代の依存状態を責めすぎないで

これまで湯川のブログを読んで、自分のチャイルドっぷりに愕然となった方も少なくないでしょう。
 
誰しも親に100%依存しなければ生きていけなかったし、保護され育てられて来た訳です。
子どもの頃の「依存状態」はアタリマエなのです。
 
チャイルドの躾け直しは大事なのですが、ここで自分を責めすぎないってことですよ!
 
問題はそこじゃない!
 
大人になるにつれて、依存状態から徐々に自立状態へとシフトしていくわけですね。
それがまさに成長!

問題となる時

 
ここで問題になるのは、
体は大人でも精神面や感情面で、子ども時代と同じく、依存状態のままの時。
 
この時に初めて問題になる訳です。
 
何で問題かと言えば、依存状態が「アタリマエ」と思い、何でもやってもらうべきだ、それが当然だ、と思っているから「自ら責任を負う」なんてことから逃げまくって生きてしまう。
すると失敗する機会も練習も積んでないから、プライドだけはモンスター級にデカくなるワケですね。
 
人のせいにして、被害者意識一杯で幸せなワケがないのです。いやー、めっちゃシンドイですよ〜。
でも「自分が依存状態なのかどうかわからない」という方もおられるかもしれません。
 

依存状態かどうかは“言葉遣い”でわかる

でもね、どんな言葉遣いをしているかを聞くと、依存状態か否かがわかるんですね。
 
依存状態の時は
 
「あなたさえちゃんとしてくれたら」
「あなたに分かって欲しい」
「責任はあなたがとるべきだ」
「あなたがこうしたから」
 
こんなふうに主語に「あなた」が入る事が圧倒的に多いのです〜。
 
この「あなた」の部分が「彼」「夫」「親」「子ども」「上司」「部下」…という言葉になります。

「夫さえちゃんとしてくれたら」
「彼に分かって欲しい」
「責任は上司が取るべきだ」ってね。
 

それ以外でも、自分自身のことを聞かれているのに、他の人のことばかり言う方もおられます。
例えば「あなたはどうしたいの?」と聞いても
「親がなんて言うか」とか
「夫が反対する」とか
「子どもに聞いてみないと」とかね。
 
そういう方も無意識ですが、実は、超依存状態だということなんですね。

一方、自立状態の時は
「私が決めた」
「私に責任がある」
「私は選択できる」
「私は自分で決断する」
 
こんな風に主語に「私」が入り変化していくんですね〜。
ホントこれは見事ですよ〜!
 
これ、まずは周りの人を観察してみて下さい。
一発で分かってしまいます(笑)
 

自立へ進む際にも注意ポイントがある

出来たらいち早く自立状態に行きたいですよね!
ここで要注意ポイントがあります。
 
依存状態からの反発で、私達は
「自分を主張する」
「Noを言う」
「足かせを捨てて自分らしく生きる」
 
という方向に振れがちだということを知って下さい。
 
一見「ワタシらしく自立したわ!」と思われがちですが、それって真逆に走っただけで、実は何も根本解決はしていません。
 
相手が自分の思い通りの反応をしてくれないことで、不機嫌になったり、傷つけられたとワーワー怒っているだけで、被害者意識満載の依存状態と何ら変わらないということなのです。
 
とはいえ、これまで虐げられて来た人が、思い切って環境を変える、というのは必要な場合もあります。
 
ただ、外部の環境を変えたとしても、内面の依存体質を変えない事には、同じ事が繰り返されてしまいますし、思考が溜まった分、より大きな出来事となることも考えられます。
 
未熟なチャイルド思考は自然に無くなっていくものではなく、意識して変えていくものなんですよね。

次の記事では、依存状態からの成長のプロセスを説明しています。
コチラ>>>一人ひとり現在地が違えば目指すゴールも違う
 

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