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自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!!
パートナーシップ心理学アカデミー主宰 湯川央恵です。
漠然と感じるお金の不安
人生100年時代と言われ、お金に対する不安を感じる人が少なくありません。
クライアントNさんもそのお一人。
お金に対して漠然とした不安を常に感じておられました。
「うちはお金がないのよ」の真意
Nさんは小さい頃、お母さんから「うちはお金がないのよ」「お父さんの稼ぎが悪くてね」と、しょっちゅう言われていたそうです。
それを聞いてきたNさんは
「うちは貧乏なんだ」「お父さんは稼げない人なんだ」と、お母さんから言われる言葉を、そのまま受け取っちゃったんですね。
N さんに限らず、子供のころ親からそんなふうに言われた、という方は少なくありません。
ここで少し考えて欲しいのです。
「うちはお金がないの」と親が子供にそう言いたくなる時って、どういう状況だと思いますか?
今ご自身がお母さんだとしたら、お子さんがどういう時に「うちはお金がない」と言いたくなるでしょう?
湯川が思ったのは以下の3つ。
1・本当にお金がない時
2・何度ダメと言っても、しつこく欲しがる時
3・費用対効果に見合わないと判断した時
こんなところでしょうか?
親の視点から見てみると
1・本当にお金がない時
この場合は食事が「ご飯とゴマ塩」とか、電気が止められているとか、おそらく、子供でもなんとなく分かると思います。
でもほとんどが
「欲しい時に欲しいものを買ってもらえなかった」とか
「お下がりばかりで新しい服を買ってもらえなかった」とか、自分の思い通りにしてくれなかったことで「うちは貧乏なんだ」と思い込んでしまった、という方が多いんですよね。
2・何度ダメと言っても、しつこく欲しがる時
このときは、お金を出しても無駄になるとか、不要なものだと分かっている時。
しつこく言われると「うちにはお金がない」と言う気持ちは、わかりやすいですね。
3・費用対効果に見合わないと判断した時
親は冷静に子供のことを見ています。この子にそれだけのお金を払っても、続かず途中で辞めるだろうとか、一時的なものだろうと判断すると、親は諦めさせようとしますよね。
例えば「親から行きたい進学先を諦めさせられた」という場合。
それは普段の様子を見ているからです。
普段から一度やり始めたことは最後までやる子だったり、コツコツ努力する姿を親が見ていたなら、判断はまた違ってたでしょう。
だから親のせい、というより、やはり自分の普段の態度や姿勢なんですよね。
どんな時にお金を出そうと思うのか?
では次、考えて欲しい。
どんな時なら、逆にお金をだしてもいいと思えるか?
あなたが親ならどうですか?
本当に必要なもの、
未来につながることや、投資し甲斐があると思えるものには出してもいいかも、と思いませんかね?
例えば
折角おもちゃを買ってあげても、その辺に放りっぱなしにされていたら、どうでしょう?
また、他のきょうだいに貸さず、独り占めにして喧嘩をしていたら、どうでしょう?
もうこの子には買わないって思いませんかね。
一方、そのおもちゃを大事に使い、また創意工夫して遊びを広げていたら、どうでしょう?親はまた買ってあげたくなりますよね。
大人も同じです。
くれくれと与えてもらうことが当たり前の人には、与えるのが嫌になります。
まるで取られるような気がするんですね。
お金は「受け身のクレクレ思考」を持つ人の元に行けない
わかりやすく仕事の場合で考えてみましょう。
言われたことしかやらない、言われたことさえもおぼつかないなら、お給料は少ないのは当然。
仕事は教えてくれるのが当たり前、
上司や先輩が色々やってくれて当たり前、
配慮してくれて当たり前、
こういう人に求めるばかりで「自己完結しない思考」こそが、収入の少なさの元凶なのです。
職種にもよるかもしれませんが、仕事は言われたことだけやってりゃいいわけないのです。
仕事は自分で作っていくもの。
創意工夫して、より多くの人の役にたてるような知恵を、自分から絞っていくことが仕事。
つまり、お金って「クレクレ受け身の人」には近づかないの。
自分のことばかり考えている人の所には、いけないのです。
お金は、積極的にみんなが良くなるために、どうしたらいいのかを考えている人の元に行くもの。
理由はシンプル!
お金は感謝というエネルギーだから。
より多くの人の感謝というエネルギーが、お金というものに変わっただけのもの。
そのエネルギーと親和性のある人の元に集まるってこと。
愛も豊かさも、出し惜しみしている人のところには行かない
ちなみに愛も全く同じですね。
クレクレ受け身の人の元には、行かないのです。いや「行けない」のです。
お金や愛されているかどうかを、常に心配している状態というのは
自分のことしか考えていないということ。
エネルギーを出し惜しみして
受け身になっている、ということ。
自分のところに入ってくるであろう、お金や愛の量に不安を漠然と感じているくらいなら、
自分が今やるべきことに注力して積極的に動くことです。
自分のできることを考えて、少しでも動こうとすることですよ。
もっと言えば、そういう姿勢を出さないからこそ、豊かな状況にならないってことなんですよー。
ちなみにお金は大人の持ち物。
だから残念ながらお子ちゃまには、お金は持てないのです。一時的に入っても手放すようなことが起きちゃうんですね。
ということで、愛も豊かさも手に入れたいなら、しっかり大人に成長させていくこと。
すごく大事なコトなんですよー。
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