湯川の体験

私は今の仕事を8年間、コーチング時代も含めると12年間、
このようにずっと人をサポートする仕事をしてきました。
 
恋愛や結婚・子育てや職場関係など、人間関係にまつわる悩みを解決し、
力強く幸せに生きていく力を身につけていただくことをやってきたんですね。
 
当初、同じコーチ仲間として、共に学びあった仲間が、今も続けてやっているのは、実はホンの一握りです。
未だに私がやっているのを見て
「スゴいな、ずっと続けてやっているんだねー」と言われることがよくあります。
 
じゃあ、なぜ私は続けられて、他の人は辞めていったのか?
今日はそのことについてお伝えしたいと思います。
 
 

孤立しなかった

私自身、ここまで順風満帆で来た訳ではありません。
嬉しいことも沢山ありましたが、
辞めたいと思ったことも、正直言うと何度もありました。
 
恋人のこと、家族のこと、子育ての問題、介護、職場の問題…。
そんな問題を抱えたクライアントさんに、
心の葛藤や不安をむき出しに、感情をぶつけられたこともありましたとも。
 
 
一生懸命やって、
何故こんな仕打ちを受けるのかとガッカリもしました。
 
 
その中でも自分の中で一番しんどかった時期が過去に一度あります。
 
強烈な怒りをぶつけられ、このときは本当に参りました。
孤独に陥りました。
誰にも相談できず、にっちもさっちもいかず、どうしていいのか、本当に苦しみました。
 
もうこの仕事をしないほうがいいんじゃないか、
もうやめた方がどれほどラクだろうと…。
 
 
眠れないというのはこういうことなんだと、
その時知りましたね。
 
明けても暮れても、
その人のことが頭から離れません。
まるで心も体も自分じゃないようで
いやー、苦しかったですね〜。
 
 
これまで彼女に対して真摯に関わってきたからこそ、
その彼女の言動に、私はうろたえるばかり。
おまけに「悪いのは未熟な彼女のほうだ」と思っていました。
 
 
そんな中、少しづつ自分の今の気持ちを周りに打ち明け、
相談出来る人をつくっていったんですね。
それが私を孤独の淵から救ってくれました。
 
 
相談出来る人がおらず、孤独のままだったら…。
私はきっとやめていたと思います。
 
あの時、相談にのって下さった方
本当に感謝いたします!!!
 
 

依存から自立へ

相談出来る人ができたことで、ようやく私は自分を冷静に見つめ直すことができました。
すると自分の依存的な姿が、彼女にそのまま出ていると、
やっと受け入れることが出来たんですね。
 
ホントこういう仕事をしているのに、恥ずかしい限りです。
 
幼い頃、何でも親にやってもらってアタリマエだと思っていた、
我がまま放題の自分の姿。
自分のやるべきことをやらず、
人に責任をなすりつけ感情的に振る舞う、
そんな未熟な自分の姿。
 
彼女の姿は、まさに私だったのだと。
 

私が続けられた理由

これらの体験から、私自身がここまで続けられた理由は2つ。
 
1、「孤独にならない」ということ
2、セラピスト自身が「依存から自立へ」成長していくこと
 
これらが如何に大事であるかと。
それを私自身、身をもって実感したんですね。
 
もしかしたら今、かつての私と同じように苦しんでおられる人がいるかもしれません。
 
誰にも相談できず、一人で抱え込み
ヘトヘトになるまでクライアントさんに
関わっている人がいるかもしれません。
 
 
一生懸命ゆえ、何とかこの人を救いたい!
助けたい!
そんな思いが強ければ強い程、一人で抱え込んでしまいます。
 
 
これはカウンセラーやセラピストに関わらず、
保育士、教師、看護師など
人を支える仕事をされている方全般にいえることだと思います。
 
 
そんなこともふまえて、
次回は私のこれからやりたいことや
今後の展望について、お伝えしたいと思います。
 
 
今日は湯川のかっちょ悪いところも赤裸々にお伝えしました。
皆さんの感想を是非お聞かせて下さい。
湯川 央恵

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