出来事の良し悪しで、
幸・不幸が決まるのではない。
自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!!
パートナーシップ心理学アカデミー主宰 湯川央恵です。
嫁ぐ娘に思うこと
13日に娘の結婚式が滞りなく行われました。
子供の結婚式に出られるというのは、本当に幸せなこと。ありがたいなあってしみじみ実感しました。
いろんなことがあり、それを乗り越えてきたからこそ、味わえる感動があります。
それを表面的な出来事で、幸不幸を判断していたら、今の私はなかったと思うんですよね。
私自身、決していい母ではありませんでした。
感情的に怒鳴ったことだって、山のようにありましたし、
夫と喧嘩しているところも何度か見せたこともありました。
泣いていると娘が心配しながら、背中をさすってくれたこともありましたね。
出来事に一喜一憂するなかれ
私の場合は、夫との関係性がめちゃめちゃだった時と、子育ての大変な時期が重なっていました。
他のママ友の優しいご主人の話を聞いては
「なんでうちはこんな酷い夫なんだ!」と何度恨み言を言ったかわかりません。
でもね、人生って、
今目の前に起きていることだけを見て、良いの悪いのと判断するのは違うなあって思うのです。
確かにあの頃は子育てで大変なのに、夫から厳しい言葉を言われ、おまけに「出て行け!」と言われ、誰も自分の気持ちなんてわかってくれない!理不尽だ!そう思っていました。
でもね、
夫からそこまで言われて、やっと目が覚めたんですよ。
そこまで言われないと、あの頃の私は分からなかったんですね。
それほどあの頃の私は「自分が正しい」と信じて疑っていませんでしたから。
つまり相当お子ちゃまで、かつ頑固だったんです(苦笑)
悪い出来事があったとしても、それをどう解釈するか
夫と丸5年別居したあの頃が、一番大変でしたが、
同時に一番学び多く、また一番成長した時でした。
そしてあの頃があったからこそ、今の私がいる。
そうはっきり言えるのです。
だからこそ、
たとえ悪いことがあったとしても、それは「不幸」や「不運」ではない、と思うのですよ。
長い人生の中で、その出来事から何を学び取るのか?
同じことを起こさないためにはどうしたらいいのか?
どう自分を変えていくのか? それを考えることです。
人のせいにするのは簡単ですよ。
でもそれだと誰かが助けてくれないと、自分で立ち上がることもできなくなります。
今わからなくてもいいんです。
「あのことがあったからこそ」と言える自分になっていくことです。
今、しんどい状況の方がおられるかもしれません。
目の前の出来事で、一喜一憂してしまっているかもしれません。
でもね、良いの悪いのと判断する必要はありませんからね。
そこから学び、人生を変えていくことは必ずできるんですから。
今の自分から過去の自分へメッセージを送る
20年近く前の自分に、娘の結婚式で胸いっぱいになっていることを
教えてあげたいと思ったように
あなたも、過去のあなたに
未来はこんな素敵になっているんだよ、と伝えることができるのです。
どんなことが起こっても、そのこと自体に幸不幸は決まっていません。
それをどう解釈し、自分に生かしていくことができるか。
それさえできれば、人生に不運なんてない!!
むしろ「運の良い幸せな生き方」なのだと、私は思いますよ。
湯川央恵