Wさんの悲劇

食品メーカーに勤めるWさん。
勤続年数13年で後輩もいる立派な中堅社員。
ある日出勤すると部内がざわついている。
どうやら先日T社に納品した商品に欠陥があったみたい。
先方からの機関銃のようなクレーム電話に、
上司もアタフタしている。
調べてみるとどうやらWさんの後輩が担当した案件。
それにも関わらず、後輩は表に出ず、
結局Wさんが責任を取らされる形になり、納得がいかない!
 
何の為に上司がいるのか!
私がやったのではない!
 
そう言いたくて仕方ないWさんなのでした。
 

なぜ、Wさんは責任を押し付けられたのか?

さて、久しぶりに物語仕立てで書いてみました。
ダメンズも恋愛も何一つ関係ない話じゃないか!
と思われたかもしれませんね。
でもね苦しい恋愛から抜け出すためには、
知って頂きたい、とても示唆に富んだ話なので、
どうぞ最後まで読んで下さいね。
 
まずこのWさんに分かって頂きたい事はコレ!
 
「理不尽な責任を取らされたと
 感じるのと同じくらいに、
 自分が誰かに責任を押し付けて来た」
 
「理不尽に責任取らされた!」って思うってことは、
その前に自分も同じようなことをやっていたハズなのです。
自分が責任から逃げまくって、
取るべき責任を取らずに来たんですね。
それに全く気づいていないと、
Wさんのように
責任を押し付けられるようなことが、起きるってこと!
 
「私は被害者なのよ!」と言いたいときって、
間違いなく自分が
「加害者」を先にやっています!
 
それをすっかり無いことにして、スルーして、
忘却の彼方へと押しやっているだけなのです。
 

これからWさんがやるといいこと

と、するならば、
Wさんに必要なことは何でしょう?
 
そうです!
自分が相手に押し付けてきたことを認め
心の中でしっかり謝罪すること。
 
その上で「自分で責任を取る」ということを
やっていくことなのです。
これがWさんのこれからの人生の課題になります。
 
これまでずっと周りが
いろいろ責任を負ってくれていたのです。
まさに今回の後輩のように、表に出ず、
全部周りがいろいろやってくれていた。
子どもの頃はそれが当然だったかもしれません。
でも大人になった今も、同じことをやっていては
身体は大人でも、精神は全く子どものままだということ。
 
そして子どもの頃にWさんが思っていたであろう
「親なんだから子どもの責任を取るべきだ!」
 
心の奥深くで思っているからこそ
自分が親と同じ「上」の立場に立ったとき
後輩から同じように「責任取ってよ!」って思われても仕方ないことです。
ずっと責任から逃げているからこそ、
こんな出来事が起こり
「自分で責任を負っていく」という生き方に
向き合わざるを得ない出来事が起こるんですね〜。
 

体質を改善すると仕事も恋愛もうまくいく

そして大事なことは
自分の取るべき責任から逃げる依存体質こそが、
苦しい恋愛や結婚になってしまう
最大のポイントなのです!
責任を取りたくない!という自分がいたなら
無責任なパートナーが自分にピッタリだ、ということ。
鏡ですからね〜。
すると知らぬ間に
彼や夫の取るべき責任を
負わされるようなことが、起きてしまうわけです。
そのときになって
「夫はヒドい」
「彼の態度はあり得ない」と声高に叫んでも
自分こそが同じことを、ずーっとやって来た
自分の姿、そのものなのです。
 
なのでこれからは
「責任を取る生き方」というのを意識していくことです。
最初から完璧を目指さずに、
まずは自分で決めて、動いていきましょう。
自分で責任が取れる範囲が増えれば増える程、
自由度が増していきますからね!
するとこれまでの生き方が
如何に不自由な生き方だったかを、痛感すると思いますよ。
 
Wさんにとって今回の出来事は、
自分の生き方を見直し
未来にシフトしていく、とても大事な出来事だったわけですね。
是非自分で決めて自分で責任を負っていく。
それを少しづつやっていきましょうね!!

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