頑張らない!?
先日、Facebookのタイムラインで、
こんな感じの記事が流れておりました。
「頑張るのではなく、やりたいことだけをやる!
そして、心の中に浮かんだ「ふと」を優先する」
この投稿を見たとき、正直とても違和感を感じました。
一見良さげなのです。
でもこれは「ありのままでいいのよー」と同じ構造。
記事:ありのままで良いと思えば思う程しんどくなるワケ
http://realize-bp.jp/5471
インスピレーションが得られるのは、こんな人
ハッキリ言います。
これがまかり通るのは、
これまで散々やるべきことをやって、がっつり努力してきた人だけ。
湯川はそう思っています。
それを勘違いして
「そうなんだー、んじゃ私もやりたいことだけする♡」などと言って、生まれてからまともに「やり切った」ことのない人が、これをやると、どんな人生になって行くのか?
コレからの人生も、自分に甘々でやっていこうっていうのは、やめた方が良い!
怠け者は、それをやっちゃいけないのです。
精神的贅肉がついたままで、好きなことだけをやっても、なーんも変わらんです。
それどころか、さらに贅肉を増やし、一層、自分では動けない人になっていきます。
それは、限りなく不自由な世界です。
やりたいことだけやって、行き当たりばったりな生き方が出来るのは、ギリギリ30代まで。
40代からはそんな生き方では本当にマズいのです。
ある日「ふと」(インスピレーション)が降りて来る人というのは、
普段からやるべきことをやり
自分で考え、決断しているからこそ。
そうじゃないときに降りて来る「ふと」は、自分をラクな方向に走らせ、
怠惰にさせる可能性が多いってこと。
そりゃそうです。
これまで「やり切った!」と言える経験や蓄積がないのに、その上で降って来るものは、自分の経験値を超えるものであるはずが無いのです。
浦島太郎のように、そのときは竜宮城で楽しいひとときを過ごしても、後で自分と周りとの能力や生き方のギャップに、驚くことになってしまうのです。
でも日々、戦士のようにギリギリまでやり切って来られた方。
その方は、今こそ方向転換の時期です。
まさに
「頑張るのをやめる」
「やりたいことだけをやる」
「心の中の、ふと、を優先する」を実践するタイミングなのだと思いますよ。
勘違いは修正した方がいい
湯川のセッションは、クライアントさんにとって必要だと思うことは、ずばっとお伝えします。
たとえ耳に痛い言葉であっても、誠実にお伝えします。
「もやもやしていたけどセッションでハッキリ言ってもらえて、良かった」と仰る方が圧倒的に多い。
勘違いを修正するところになると、皆さん大体、大笑いする方が多い。
もしくは「へっ!?」という感じ。
「今迄そんな風に見たこと、無かったー!」
「アタシって、こんな大間違いしてたんだー」ってね!
こうして笑えるくらいになると、
思考の修正もスピード感を持って、やっていけますねー。
湯川 央恵