湯川の言うことは「意味不明」
湯川です。
こんなメルマガの感想を頂きました。
湯川先生のメルマガを最初に読んだ時は、イタ過ぎて少し読んでは止め、読んでは止めを繰り返していました。
ようやく最近では普通に読めるようになり、湯川先生が言ってる意味がやっと分かってきました。
チャイルド思考で一杯の時は先生の言ってることは厳しいだけで、意味不明だと思ったこともありましたが、今では自分がなんて未熟だったのかと思えるようになりました。
感想を頂いたAさん、スゴいです!
最初は受け入れられなかったことが、ようやく分かるようになってきたんですね〜。
ホントに素晴らしいことです!
実はメルマガをしっかり読み込んでおられる方で、このように仰る方は少なくありません。
なぜ最初は理解出来ないのか?
脳の特性について
これは理解うんぬんの話ではなく「脳の特性」でもあるのです。
脳にはいくつもの特性がありますが、その1つに「焦点化」という特性があるんですね。
脳はデーターベースと同じで、そこに無い情報は、理解も実感も全く出来ないものなのです。
ココ、超大事!!!
で、そのデーターベースは何で出来ているかというと、自分が体験したこと、見聞きしたことが入っているのですね。
ところが脳は同時に幾つものことを意識してしまうと、ものすごくエネルギーを消費し、アレもこれもとパニックになってしまうんですね。
なのでここで「焦点化」の特性が出ます。
するとどうなるか?
アレもこれもではなく、焦点を絞って省エネにするんですね。
脳が焦点を当てたその結果は?
じゃあどんなことに焦点当てるのかというと、以下の3つ。
「欠けたもの」
「足りないもの」
「いつもと違うこと」
先ほども言ったように、あらゆることに対して意識すると脳はパニックを起こしてしまいます。
そこで、いつも同じように繰り返し行われているものや、満たされていることには焦点を当てずに、上記でお伝えした
「欠けたもの」「足りないもの」「いつもと違うもの」にフォーカスするんですね。
するととても省エネできますからね。
そして違うものに対して「いつもと違うよー!」と「イエローカード」として出します。
ここに「いい・悪い」は全く無いのです。
ただ脳の特性として「焦点化」があり、
結果「当たり前は認識しない」ということが起きてくるんですね。
アタリマエはこうしてスルーされる
するとどうなるか?
例えば親が存分に世話を焼いてくれていたとしても、たまたましてくれなかったこと、
自分にとって足りない、欠けていることに対して「認識する」わけです。
そしてやってもらっていたことに対しては認識していないので「無い」ことになり、
「足りないこと」「欠けていること」にばかりフォーカスし
「私は親から存分に世話を焼いてもらうことはありませんでした」
というような記憶にすり替わってしまうわけです。
記憶とは極めて曖昧なもの
こうして子どもから見た認識のまま大人になってしまうと、
それがもう「立派な事実」のように思うワケ。だから自分の記憶って、ホント当てにならないのよ〜。
そしていつまでも「私はあの親よりずっとマシ」なんて思ってしまうの!
それって、どエラい勘違いですからね〜。
現実に問題が起きていないなら
ぶっちゃけ、そのままで今の大人の自分に、不都合が無ければそれで良いと思うんですよ。
でも、夫との関係をはじめとして、子ども、親などの家族関係がうまくいかない
職場での上司部下の関係がうまくいかない
自分も相手も責めて傷つけ合う関係性が、やめられないのであれば
やはりこの大いなる勘違いを修正して行く方が、ずっといいと思いませんか?
脳を子どもから大人へバージョンアップさせる
だから私のやっていることは「脳を大人仕様にしている」ということ。
データーベースに、これまで全く見えていなかったこと、気づいていなかったことを、分かるように見せていくわけです。
するとある時、本当に霧が晴れるように
「やっと見えた!」
「やっと分かった!」となるんですね。
感想を頂いたAさんのように。
それまで悪者は相手だったのに、それが分かると自分こそが親のキモチなど分からず、勝手気ままなことを言ってただけに過ぎなかったんだ。
親は自分を傷つけた、と思っていたけど、自分こそが今の今まで、親のことを何十年間と傷つけまくっていたんだ!と、わかるんですね!
まさに知覚の反転!
青天の霹靂!
だからそれが分かるのは、自分の脳が確実にバージョンアップした、ということなのですよ!
なので今も分からない時は、何度も何度も湯川のメルマガを読み返して下さい。
ブログも過去記事から何度も読み返して下さい。
特に2016年5月以降から今のものを重点的に。
すると徐々に理解出来て来ると思いますよ!!!
湯川 央恵