湯川です。
こうアツいと「疲れやすい」と感じる方、多いかもしれませんね。
でも暑い時期に関わらず「年中疲れやすい」という方は、体力だけの問題ではないかもしれないですよ。
脳疲労!?疲れやすい人の頭の中で起こっていることとは
それはズバリ「やらされ感を感じていないか?」ってこと。
つまり「何で私がやらなきゃいけないのよ」とか「あの人のせいでこうなった」とアタマや心の中で「誰かを責めたい時」って、すんごい疲れるの。
例えば家事や仕事。
それらをイヤイヤやっていたり、何で私ばっかり、なんて思っている時は疲れて疲れて仕方ない!
またそういう態度って、自分では隠しているつもりでも、他人からはよーく見えているものなんですよね〜。
なのでそんな態度を注意されたり、怒られたりして一層疲れ切っちゃうわけですね。
疲れの原因は上司!?
クライアントのRさんもそんな一人でした。
最近上司が、急に仕事を振って来るようになり、それに対してモヤモヤやイライラが募っているとの事。
私のセッションをすでに彼女は3回受けているので、自分の姿が鏡として上司に映っているのではないか、自分こそが上司のように相手の都合も考えずに自己都合を押し付けているのではないか?
そうは考えたのだけど、そこから先が分からない、ということだったんですねー。
嫌いな上司にイラッとする時の対処法
上司との関係がギクシャクしたり、問題が起きてくるとき、上司に反抗したり仕返しをしようとするのは全く問題解決に至りません。むしろ余計に問題が大きくなってしまうことに。
そうではなく上司に対してネガティブな感情が出るときは、「自分と父親」との関係性を見直す時。
Rさんに父親の事を聞くと、こんな風に話してくれました。
以下、Rさんの言葉です。
父は仕事人間で、仕事から家に帰って来ても何もしませんでした。座ったまま母に指示をするばかり。
母がずっと父の世話を焼いて、そんな父に対して「自分が動けばいいだけなのに何もしないで一人でエラそうに!」と、そんなふうに思っていました。
そのあと、さらにこんなエピソードを思い出されたんですね。
父が時々ご飯を作ってくれることがありました。その時、調味料やお皿の場所が分からず、母に対して「もっと分かりやすくしておけ!」と怒っていることがありました。
そんな父を見て「自分が普段何もしないから分からないだけでしょ」「お母さんを動かしてばかりじゃなく、自分が動きなさいよ!」と思っていたんですよね。
ここまでRさんが話した時、突然「あー!!」と声をあげられました。
そうです!
上司が仕事を振って来た時、Rさんは「頼むなら分かりやすく指示を出せよ」「こっちが困らないようにしろよ!」と思っていたんですね。
それと父が調味料やお皿の場所が分からず「分かりやすくしておけ!」と怒っている父の姿と自分は同じだと。
どちらも相手にお膳立てしてもらうのが当然だという姿、自分から動こうとしない姿ですね。
この自分の姿が、まさに父親に投影していたわけです。
「全部やってもらおうとするんじゃなくて自分でも動きなさいよ!
セッションを重ねて行くと、こうして段々自分で気づく力がついてくるんですね〜。
次回の予告
次回は「成果を出せる人と出せない人の小さくて大きな差」について、再びRさんの事例をもとにお伝えして行きたいと思います。
*湯川の今日の一言
お膳立てしてもらおうと思うな!さっさと自分からうごけ!