湯川央恵です。
湯川は2人の子どもの母親です。
長女が先月、京都大学大学院を卒業し、今月から創薬開発の仕事に就く事になりました。
大学院時代からガン研究に携わっていたので、それが活かせる会社に就職できたのは嬉しかったようです。
2番目の息子は法政大学4年生ですが、今年は休学して2つ目の起業に本格的に取り組むようです。
実は子どもの話しをすると、皆さん一様に「スゴいですね!」とか「どうやって育てたんですか?」と仰るんですね。
たまたまちゃんとした大学に入れただけで、親が何かをしたのか?と聞かれると「はて?」という感じです。
そもそも良い大学や良い会社に入れたから幸せという訳ではありませんよね。
むしろ、自分の人生を「どう生きるのか」の方がずーっと大事な事だと思っています。
私の実母以外全員が経営者(夫、私、夫側の両親、私の実父)という環境で育った影響は多少なりともあるでしょう。
ただ、そんな中でも親として「これは意識してきたかも?」ということをテーマに今日はお伝えして行こうと思います。
崖っぷちの試練があったからこそ
精神的に不安定だった時の私は、泣いている姿も夫とケンカしている所も、上の娘には何度も見せていたと思います。
決して良い母親ではありませんでした。
でも別居が決まった時に、とうとう「肚が括れた」んですね。
どんなことがあっても私はこの子どもたちを守って行くんだ!
それまで何もかも夫に依存的だった私ですが、そこからは自分で仕事を始め、自分を修正すべく様々な学びを深めて行きました。
今から思えば「精神的に自立するぞ!」と意気込んでやってきたわけではなかったのです。
ただ子どもたちを食べさせて行くために、必死に働く必要がありました。
また、今の自分の苦しみを聞いてもらい、自分の子どもの頃に持った思い込みを修正していきました。
そして自分のコミュニケーションの「クセ」を変えていったのです。
ある時「自分はこれまで夫に対して、こんなにも依存的だったんだ」ということが、初めて分かった瞬間があったんですね。
崖っぷちだったからこそ、他に選択肢も無くやるしかなかった‥‥‥
そんな状態でした(苦笑)
自分の人生を生きているか?
親が不安定な精神状態でいると、子どもの世話を焼き続け、子どもに依存させ、そんな子供に自分が依存している、という状態になってしまいます。
相手に尽くすことで自分の不安を埋めようとする行為は、まさにダメ恋愛のパターンと同じ事!
自分の不安を埋めるためにパートナーに依存するか子どもに依存するかの違い
実は、子供に世話を過剰に焼いてしまう親と、パートナーの世話を過剰に焼いてしまう人の根っこは同じなのです。
自分の人生の舵を自分が取るのか誰かに自分の人生の舵を取ってもらっているのか、子どもはそんな親の背中を真っすぐな目で見ています。
そりゃ生きてるといろんなことがあります。
いろいろありながらも、親である自分自身が、自分の選んだ道を信じている。
「何があっても大丈夫!」
「何かあれば、悩みながらでも都度乗り越えて行くのみ!」
そんな自分自身への信頼があると、子どものやろうとしていること、やりたいことに対してアレコレ口出ししなくなるものだと思うので
共依存的なコミュニケーションパターンは、ダメンズを引寄せてしまったり、パートナーをダメにしてしまったり、自立させない依存的な子どもを育ててしまう原因と言えます。
根本にある、自分のパターンを修正しないことには何も変わらないのです。
もちろん子どもには、しっかり親に依存させる時期は必要ですが、ずっと同じではないのです。
子育ての最終目標は、子どもの自立。
「親が居なくても子どもはしっかり自立して生きていける」
そんな状態を作るには親が何でもやってあげる状態から徐々に手放していく必要がありますね。
過去にこんな動画をアップしておりました。
何年も前の動画ですがダメンズ育成と子どもを自立させない親についてお話しています。
エラく固くなっていますが、そこはご愛嬌ということで(笑)