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今日はとてもいいお天気ー。
近所のカフェでPC持ち込みながらお仕事してます。
久しぶりにシフォンケーキなんぞ、いただいております。
ここのシフォンケーキ美味しいのよねえ。
自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!!
パートナーシップ心理学アカデミー主宰 湯川央恵です。
母が女を出していると嫌なのは「親」だから?
さて、、、
今日は母親が”女”を出しているのを見て、気持ち悪いと感じたFさんの話。
子供の頃、離婚した母が彼とデートしていたそうです。
離婚しているので、いいのですが
ベッタリ彼にくっついている母の姿を見て「気持ち悪い」「汚らわしい」そう感じたFさん。
母親が「女」を出していたり、父親が「男」を出しているのをみると、子供としては「嫌な気持ち」になるのはわかります。うえーっ!って感じになっちゃいます。
しかしセッションをして分かったのが「親だから」だけでは、なかったんですね。
どうせ私はひとりぼっち
Fさんは3人姉妹の一番上。
子供の頃から「お姉ちゃんなんだから」と言われ、親にあまり構われなかった、という思いがあったんですね。
「どうせ私は一人ぼっち」
この思いが拭えなかったのです。
子供の頃に持った「思い残し」
「私、お母さんにハグしてもらったり、スキンシップしてもらった感覚がないんです」と。
セッションで子供の頃の、インナーチャイルドに会いに行きます。
すると下の妹の出産のため、お母さんは入院。父方と母方の祖母が二人来て、Fさんの面倒を見ています。
それでも寂しいFさん。
「何で一人にするのよ!」「何でお母さん居ないのよ!」
Fさんの寂しい気持ちを、十分受け止めます。
「側にいて…、一人にしないで…。」
言葉にならない思いを口にした途端、涙が後から後からあふれます。
ひとしきり受け止めた後、さらに記憶をさかのぼります。
記憶は自分の都合よく改ざんされる
すると、、、
3歳半離れた妹ができるまでは、自分が散々抱っこされていたこと。当たり前のようにハグされ抱っこされていること。
べったりくっついていたことがわかったのです。
ところが妹ができた時、これまで当たり前のように抱っこやハグをしてもらっていた「今まであったものが無くなった」ことに、大きなショックを受けていたのです。
そう。
Fさんは散々、ハグやスキンシップをしてもらっていたんですねー。
当たり前すぎると、記憶に残らないのです。
これはFさんだけの話ではなく、ほとんどがそういうものなのです。記憶に残らないため、お母さんを奪われた、と思ったところから記憶がスタートしているのです。
こちらの記事が脳が自分の都合よく記憶することについて書いております。
親は子供を自立させるために、徐々にお世話を減らしていきます。それが親の「愛」だったのに、子供は「ひどい!」「妹ばっかり」なんて思うのです。
だからホントは「奪われた」訳でもないのです。
子供時代、自分が諦めていなかったものに対して執着する
自分はハグやスキンシップをしてもらっていない、という思い込みで大人になっていくので、お母さんが彼とベタベタしていると、過去の自分の古傷が痛むんですねー。
自分の中のインナーチャイルドが「やめろ!」と怒っているのです。本当はFさん自身が母親から”それ”を一番して欲しかったのに、あろうことか母親は、自分の目の前で「彼」にしている。
なぜ私じゃなく彼にしてんだよ!という勘違いからの、怒りを押さえ込んでからの「気持ち悪い」という思いだったのです。
なんかややこしいですよね。
まだ素直に怒るほうが分かりやすいですね(笑)
でも「甘えることはダメ」と否定してきたので、こんな風にこじらせてしまうんですねえ〜。
癒しとしつけの両方が必要
一連のことがわかったFさんは、笑うやら泣くやらで大忙し(笑)
Fさん曰く「夫にもスキンシップして!と求めてしまうのは、こういう理由だったのですね」と。
そう。
チャイルドの願いは本当に幼い。そして根深い。
それをバカにすることなく、抑え込むのでもない。
その気持ちをそのまましっかりと受け止める。そしてチャイルドの勘違いを修正する。
癒しとしつけの両方が大事なんですねー。
自分だけの視点では、なかなかここまで読み解けないのです。