湯川です。
セッションでこんな質問が来ました。
指示通り仕事をしているはずなのですが・・・・・・
上司からある仕事を指示された。
言われたものを提出したら「何をやっている!全然言った事じゃない!」と言われた
自分は一生懸命やっているのに。どうやれば上司の言う事を正しく理解して、ミスをしなくなるのか…。
実は簡単!しかしとても重要なこと
上司というのを「夫」や「彼」に置き換えてもらってもいいですね。
この場合、とってもカンタンなことなのです。
つまり「確認をする」ということ。
この1プロセスを追加するだけでいいんですよ。
自分が理解した方法で、本当に合っているかどうかの確認です。
「私はこのように理解しましたが、それで合っていますか?」という、この一言です。
欲しいものを手に入れるためには
仕事であればもちろんですが、夫婦・恋人であっても、この一手間を惜しまない!!!
やっていることが、相手の求めるものと違う状況が続いているなら、尚の事です。
でもそんなことを言って、もし間違っていたら、「コイツ分かってないなあ」と思われるじゃない、なんて声が聞こえて来そうですね(笑)
いやね、この1プロセスが無いと指示を出した側も、ホントに分かっているのか不安になりますよね。
オーダーしたものと違うものが続いていたら、もう頼むのはやめようと思うようになりますよね。
それにもし違っていたら、その場ですぐに修正が効くので、時間とエネルギーが短縮されますよね。
上司の立場で考えてみる
確認が無いばっかりに、結局余計に上司の手間を取らせるわけです。
自分のことしか考えていない態度だということなのです。
そんなことも分からないのか!と思われるのがイヤで分かったフリをする。
それでオーダーした仕事が出来ているならまだいいですが、そうじゃないなら素直に訊く事なんですよ。
相手に尋ねる。
格好つけているのが、一番格好悪い。
訊ねたことで「そんなことも分からないのか!」と思われるのがイヤだと言う場合は、そもそも自分自身が「1を聞いて10を知れ!」と強烈に思っていたってこと。
つまりこちらが何も言わなくても「全部分かるのが当然でしょ!」というこの思いです。
そして分かってないときは、アリエナイ!と思っていたからこそ、自分が逆の立場になった時に「そう思われるんじゃないか」と怖くなってしまうワケです。
さぁどうする?
ということは、、、、、
これまで散々回りが「察して動いてくれていた」ということなのですよ。
もうそれを周りに求めるのは終わりです。
自立した大人の第一歩は「言語化力」です。
周りに気を使わせて、察しさせていると、いつまで経っても自分の気持ちを相手に分かってもらえる力など、身につきようがありませんから。
相手に伝える努力を今からやっていくことです。
それと最初にこんな文章がありましたね。「自分は一生懸命やっているのに」と。
これね、一生懸命やっても結果が伴っていないものは意味がありません。
一生懸命やって評価されるのは子供時代だけ。いい大人が未だにそんなことを思っていては、イケマせぬ。
結果を出してこそ、自立した大人なのだ、と知って下さいね。
湯川 央恵