ある中学生からの熱いメッセージ
こんにちは。
本日のブログ担当 本田康子です。
先日、引越ししたての我が家に回覧板が回ってきました。
おー、どれどれ。
と、まだ新しい回覧板を開いてみると、
そこには中学校だよりが挟まっていました。
中身は
2017年の「私の折々のことばコンテスト」
で佳作に選ばれた
埼玉県の中学生、井上真梨子さんの作品の紹介でした。
以下は、その作品です。
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「全力で恥をかけ」
『生徒会の役員に立候補して役員になれたのですが、
全校集会で大失敗しました。
予定にあった先生の話をいくつかとばしたり
簡単な連絡も頭が真っ白になり何も報告できませんでした。
落ち込んで生徒会室に帰ると、
「全力で恥をかけ。全力だからみんなは応援するんだ」
先輩の大きな文字が黒板に書いてありました。
落ち込んだけど本当に先輩の言葉に救われました。
恥をバネにしようと思いました。』
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・・ズキューン!
相手が男子の先輩なら、一瞬で恋に落ちてしまいそうです。(笑)
失敗を失敗にしないためには?
「失敗」と聞くと何をイメージしますか?
勝手な妄想はさておき、
失敗と聞くと
とてもダメなことのような
取り返しのつかないことのような
そんなイメージを持っていませんか?
「これは大失敗だ!!」とやらかしてしまった時、
落ち込んで
恥ずかしくて
苦しくなって
もう二度とこんな思いはしたくないと
動けなくなることってあると思います。
失敗を乗り越えるための大事なこと
努力していればなおのこと
なんて自分はダメなんだ!
そんな風に責めてしまうこともあるでしょう。
でも、思い出してみてください。
彼女の場合、まず、自分の意思で生徒会の役員に立候補しました。
これって、誰もができることではありません。
志が高く、とても勇気ある行動だと思うのです。
それだけでもう、カッコいいじゃないですか!
全校生徒の前に立った時、
そりゃ緊張もしたでしょう。
足もガクガク震えたかもしれません。
で、結果、大失敗だった。
でも、いいんです!
それはそこに立ったからこそ経験できたことだから。
そこに立てない人の方が多いんだから。
こんな風に自分のやってきたことを思い出して、
きちんと認めあげることも
失敗を乗り越える大事なプロセスだと思います。
失敗は、学びの宝庫です。
失敗って、そこでやめたちゃうから、失敗として止まっちゃう。
もったいないですよね。
先輩はおそらく知っていたんでしょう。
同じことを経験してきたのではないでしょうか。
そして、落ち込むだけでなく、
起こった事実を見て、
じゃあ次はどうしたらいい?と
さらなる練習や努力を考えた。
・小さなメモを用意しておく
・一人でではなく人前で何度もリハーサルをする
・全校生徒はカボチャと思う(笑)
などなど、
次の対策ができるはずなのです。
失敗したっていい。
恥をかいたっていい。
いくらでも挽回できますよ。
そう考えると、取り返しのつかないことなんて、
ないんじゃないでしょうか。
「恥をバネにしよう」と動き出した彼女のことを、
私は素晴らしいと思うし、
先輩のことば通り、 応援したくなりました。
全力で恥をかいてみましょう!
ではまた来週〜
本田 康子