期待の度合いが高ければ高いほど
怒りの度合いも
落胆の度合いも
これまた、大きいんだな

by:ゆかわ

 

自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!!
パートナーシップ心理学アカデミー主宰 湯川央恵です。

さて、昨日は嫉妬心から関係をバッサリ断ち切ってしまう、Rさんの事例をお伝えしました。まだ読んでおられない方はこちらから。

人間関係をリセットしてバッサリ縁を切りたくなる時

 

Rさんのおばあさんは、お妾さんでした。
だから犠牲になってでも尽くさないと、選んでもらえない、必要とされない。

Rさんは、おばあちゃんに自分を投影していたので、Rさんご自身も必死に自己犠牲を払わないと「選ばれない」と思っていたんですね。

鏡

そして犠牲を払うからこそ、相手に多大な期待をするわけですよ。

「こんなにやってるんだから、当然私の思うようにやってくれるでしょうね!」とね。

結果、期待通りにならないと、「あり得ない!」とばかりバッサリ人間関係をリセットしてしまっていたんですね。

いやー、かつての湯川も、このパターンだったので、痛いほどわかるんですよね〜(苦笑)

 

さて翻って、
おばあちゃんは本当に「可哀想な人」だったのでしょうか?

セッションでは、おばあちゃんの視点から見るワークを行いました。

すると、、、

おばあちゃんは、お妾さんだからといって、何も不幸ではなかったのです。むしろイメージの中のおばあちゃんはニコニコしていて、とても幸せそうだったんですね。

おばあちゃんはおじいちゃんを愛して、そして愛されて、最後まで大切にされた”幸せなおばあちゃん“だったのです。

その様子を見届けたRさんは、涙をぽろぽろ流しながら
「私がおばあちゃんを可哀想な人に勝手にしていただけだったんですね。」と。

そしておじいちゃんに、ずっと謝れなかったことを詫びられました。

おじいちゃん、ごめんなさい。

おじいちゃんの愛情を疑い、他の孫たちにヤキモチを焼いていました。

愛情を独占しないと必要とされていないように思い、必死におじいちゃんを喜ばせてきたのに、私を一番優先してくれなかった。

そう思った幼い私は、裏切られたと思って、あんなひどい仕打ちをしました。

本当に未熟でした。

本当におじいちゃん、ごめんなさい!!!!

Rさんの目から、涙が後から後からあふれます。

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子供の頃は、大人のほうが理不尽だと思うものですが
セッションして出てくるのは
「子供の方こそなんて理不尽なことをしているのか」ということ。

でも幼い子供の視点からは、それはわからないのです。
そしてわからないまま、勘違いした思い込みを持ってしまうものなのです。

さて、Rさんのそもそものお題「彼の孫に嫉妬してしまう」という件。
ここまで読んでいただいてわかったと思いますが、単純に彼の孫に嫉妬する、ということでなかったのです。

おじいちゃんのこと、おばあちゃんのこと、他の孫のこと、そんなことが入り混じっていたのですが、状況を整理すれば、以外とシンプルなものなのです。

こうして頭でわかっていても、感情が追いつかない、というときは、
だいたいがインナーチャイルドが暴れているものです。

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Rさんはこれまで、嫉妬をはじめ、ネガティブな感情はダメと思い込んでいました。
感じたとしても、無理やり抑え込んでいたのです。

抑え込んだとしても、それらは無くなった訳ではありません。ちゃんと心の奥にたまっていきます。

するとどうなるか?

嫉妬心やネガティブな感情を、むき出しにするような人が、自分の周りに集まってしまうのです。

事実、Rさんの彼は、Rさんが彼と食べに行った先の飲食店の方と少し話しただけで、嫉妬心丸出しにして怒っていたそうなのです。

まさにその彼の姿こそが、Rさんの子供の頃の姿であり、
Rさんが押さえ込んでいる本当の姿なのです。

Rさん、本当は彼のように自分の気持ちを、堂々と出したかったのです。
それをまずは否定せず、自分が認めることなんですね。

認めてこなかったから、感情を出す人を見下し、
見下しているからこそ、一層出せない。
出せないから、さらに自分の周りに、感情をあらわにする人が集まってくる、という状況になっていたんですね。

Rさんは彼と付き合ったことで、自分の中で封印していた「嫉妬心」にやっと向き合えたのです。
彼でなければ向き合えなかったということ。

だから、良かったのです!

どうかこれからもますます、お幸せになってくださいねー!

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さて3日間に亘り、嫉妬心についてお伝えしてきました。
これを読まれた皆様の参考に、少しでも貢献すると嬉しく思います!!

 

湯川央恵

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