自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!!
パートナーシップ心理学アカデミー主宰 湯川央恵です。

先日鹿児島の霧島神宮に行った際、知覧まで足を伸ばしました。
「知覧特攻平和会館」
ここに、ずっと行きたいと思いながら機会なく、今回初めての訪問。

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入り口入ったところにかけられた、この絵を見て、もう言葉が出ませんでした。
戦争がいいとか悪いとか、右や左や、特攻が是か否か、そういう話は一旦横に置いて。

 

この知覧特攻隊に集められたのは、16,7歳から24歳くらいまでの若い青年達。
爆弾を乗せ、自分の命と引き換えに敵艦へ。

一撃必死

必ず死ぬわけです。

 

この平和会館には、出撃する直前に、家族に向けて書かれた手紙や短歌がたくさん保存されています。
どれも胸に迫ってくるものが、ありました。
どれも家族に向けて、これから元気で暮らして欲しいと願うものでした。

その中で私が思わず胸を鷲掴みにされた手紙があります。
継母に「お母さん」と呼べなかったことへの後悔が記されたものです。

母を慕いて

母上お元気ですか?
永い間本当にありがとうございました

我六歳の時より育て下されし母
継母とは言え世の此の種の女にある如き

不祥事は一度たりとてなく
慈しみ育て下されし母
有難い母 尊い母


俺は幸福だった
遂に最後迄「お母さん」と呼ばざりし俺
幾度か思い切って呼ばんとしたが
何と意思薄弱な俺だったろう

母上お許し下さい
さぞ淋しかったでしょう
今こそ大声で呼ばして頂きます

お母さん お母さん お母さんと

わずか18歳の少年が書いたものです。
明日、南海の海に散っていく我が運命を受け止め、その上で「お母さん」と呼べなかった、自らの後悔とお母さんへの深い思い。

こんな手紙をもらった母親は一体どんな気持ちだったろう。
もっとこうしてあげれば良かった、ああしてあげれば良かったと、母は母で後悔したのではないか。

何よりも母は、自分が思う以上に、自分のことを愛してくれている。
そのことを一点の曇りもないほどに信じ、受け止めていることが、私に迫ってきたんですね。

親を思う深い愛。

そしてその子を送り出した母の愛と哀しみに、涙が止まりませんでした。

「親思う 心にまさる 親心」
子供が親を思う以上に、親が子供を思う心は深く大きいもの。

パートナーシップの原点は親との関係性。
親からの愛を本当に理解し得た人は、パートナーとの関係を良好にするだけでなく、そこからさらに発展させて大きなものを生み出しています。

だからこそ自分の中にある「愛」を一度点検してほしい。

もし親に対して何とも言えない思いを抱えたままになっているなら
もし親に対して感情を押し殺したものを感じているなら
もし親に対して諦めと落胆の気持ちを持ったままなら

そこにこそ!!
あなたの愛を大きく昇華させ、人生を飛躍させるヒントがたくさん詰まっているから。

勇気を出して、その扉を開いて欲しい。

 

とはいえ、中には親としての愛情が明らかに欠落していると見える、悲しい事件もあります。
そんな方に私はこう伝えたいと思います。

確かに親から愛されなかった、と見える人もいるかもしれません。
でも必ず誰かがあなたを愛してくれた
だからあなたは今、ここにこうして生かされている。あなたは確かに愛されている。
そのことをどうか忘れないで欲しい。

湯川央恵

 

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