鏡の法則を理解する

何度も言っている「鏡の法則」
これ、ホントの意味で理解出来ている人は、まだまだ少ないのなかあと感じております。
例えば「彼がヒドいDV&モラハラなんです!」と仰る方がおられたとしますね。
そこで「鏡の法則」を当てはめると
「私は彼のようなDVやモラハラなんてしていません!」となるわけです。
鏡の法則を表面的にしか理解していないと、こう思うのは無理もないのです。
 
私が言っている「鏡」というのは、全く同じ行為、というよりも
相手の言動の中の「要素」や「エッセンス」が写し鏡ではありませんか?ということ。
 
相手がヒドいDVやモラハラだとするならば、その要素は何か?
「攻撃性」だったり
「衝動性」だったり
「自分の思い通りにならないと我慢できない」という「幼児性」だったり。
そういう要素を自分こそが持っていませんか?ってこと。
 
あなたは彼に対しては、その部分を出していないかもしれないけど、全く別の領域で,別の人には思いっきり出してはいませんか?ということ。
 
ちなみに私が夫と全然うまく行かなかったとき、
ずっと夫のことを「DVモラ夫だ」と思っていたんですよ。
だから当時「鏡だよ」なんて言われたら、きっと猛然と反発していたと思います(苦笑)
でもね、私は子どもには「攻撃的」な部分や「衝動的」な部分を、思いっきり出していたわけです。
そして当時勤めていた夫の会社の一部のスタッフにも思いっきり出していたし、母にも出していたんですよ・・・(涙)
 

“要素”がわかれば改善できる

鏡の法則を本当に理解するためには、大嫌いな人や、何とか変わって欲しい人と自分の「どの部分が鏡なのか」
その「要素」を見つけることが、最大のポイントになります。
 
でもね、これが自分のことになると悲しいくらい分からない・・・。
なぜなら「自分は正しい」「相手にこそ問題がある」という、そのスタンスから抜け出せないから。
そこに自分がいる以上、この視点は全く見えないのです。
 
先日行いましたラインセミナーで、このような感想を頂きました。

散々メルマガを読んでいて分かったつもりになっていましたが、本当の問題点をズバリ指摘されて目からウロコが落ちたようでした。
「相手を映し出す鏡」の本当の意味がようやくわかりました。
相手と自分が鏡とはこれまで全然思えていなかったけど、こんな部分で同じだったと分かったのはショックでしたが、
湯川先生が言われた「意識できて初めて変えることができる」という言葉を信じて自分を変えていこうと決意できました。(Sさん)

 
相手のことならよく分かるのに、自分のことになるとサッパリ見えない。
これみんな同じですからね。
だから、堂々巡りで繰り返してしまうのです。
相手が悪い!
相手が未熟なんだ!
そんなことをいくら言っても、あるいは相手を変えても、何一つ解決しないのです。
 
相手に見える嫌な所は、自分自身を修正していくポイントとして見えているのですから、自分こそが変えていくということなのです。
 
相手さえ心を入れ替えてくれたら!
相手が変わってくれたら!
もうね、そうやって、周りがあれこれやってくれないとダメ、お膳立てしてくれないと何も出来ない、そんな他人任せの人生をいつまで送りますか?
 

ズルをすると自分に戻ってくる

さて、鏡の法則に関連してもう一つ。
「ズルをすると結局自分に戻ってくる」ということについて
お伝えしていこうと思います。
 
クライアントのYさんの事例をお伝えしましょう。
Yさんは現在大好きな彼と結婚を視野に入れて同棲中。
彼女のマンションに彼が来て住んでいるのですが、家賃負担や食費など当初決めた役割分担や支払を、彼がだんだん守らなくなってきた、ということなのです。
「自分ばかりが損しているようで嫌!彼に何度言っても改めてくれないことが腹立たしい!彼を変える方法を知りたい!」
ということで私のところに来られました。
 
たしかに約束を反故にされると、そりゃカチンときます。
 
でもね「鏡の法則」を当てはめると
「自分こそがルールを守らない」ことをやってきた、もしくは今もなおやっている、ってこと。
 
それをYさんにお伝えすると
「私がルールを破る?全くピンときません!」と。
 
でもね、、、、
ルールを破る彼にYさんが困っているなら、やはりYさんにこそ
何か気づくことがあるってことなのです。
そう、困っていない人に何を言っても、困ってないので改めようがないのです!
 
なので、自分こそがルールを破っていないかを、振り返る必要があるんですね。
ルールを破るって、具体的にはどんなことを指すのでしょう。
 
大きなルール破りって、そうそうしてないはずなのです。
でもここで考えてほしいのは「些細なルール破り」です。
 
例えばとしてYさんにお伝えしたものは以下のようなこと
・ごみの分別をちゃんとしていない
・会社の備品を持ち帰る
・会社の電話で私用電話や私用電報を送る
・会社の経費で買ったポイントを自分のものにする
・みんな順番を待っているのに自分だけ横入りして順番をすっ飛ばす
・駐停車禁止の所で、ちょっとだけと駐車している
などなど・・・。
 
これってホント些細なことでしょ。
でもこの些細な「ズル」や「ルール破り」を繰り返していると、
現実として
「ルールを破られて困る」ということが起きているわけです。
 

過去の湯川の例

エラソーに言ってますが、かくいう私も、やらかしているのです・・・。
みなさんの気づきが深くなる、ということを願い、自己開示いたしますと・・・。
 
ええ、会社の備品(ポストイット、クリアファイル)持って帰りました。
夫の会社で取引先からもらったお中元を
自分のものにしたこともありました・・・。
美味しいラ・フランスでした・・・。
 
まだあります。
もう10年ほど前のことでしょうか。
通販でリキッドファンデーションを購入したとき、そのファンデーションを持った瞬間に、誤ってすべり落としたのです。
ガラス瓶に入った新品のリキッドファンデーションは、見事に真っ二つに割れたんですね。
正直、お高い商品でした。
 
その時私、どうしたかというと、少々罪悪感を感じつつも、再び箱に戻し、返品したのです。
返品理由は「最初から破損していた」ということにして・・・。
 
返品の場合、こちらから電話で連絡しないといけなかったのですが
もう何を言われても一方的に
「割れていた」
「そちらのミスだ」と押し切ったのです。
 
その2つの言葉しか言えなかったので、逆に、うそついているって丸わかりだったと思います。いやー、もうホント恥ずかしいです。せこいです!
自分のミスでそうなったのに、相手の責任にして、再び新しいものを手に入れたんですよね。
 
そんなことがあったことも忘れていたある日、夫の会社のお客様が、一度購入して使用された釣り道具を「自分が思っていたものと違った」と言って返金を要求してこられたそうです。
「自分が理解して購入したものを、しかも使用しているのに、平気でそんなことを言って返金要求してくるなんて。なんだか疲れるわ~」と夫。
その時は直ぐに気づかなかったのですが、少ししてから私がかつてやったことを思い出したのです。
「あぁ~、それ、私やん・・・」って((T_T))
 
つまりズルは、決してそのままでは終わりません。
しっかり自分や、自分の身の回りに帰ってくるわけです。
 
今回はまだ夫だから良かったですが(笑)
子供に帰るとやはり親としてはツライですからね。
 
ズルをする、ルールを破るというのは、愛や豊かさとは真逆なこと。
ですから、もし今、自分がズルをしていたりルールを破っていたなら、
今すぐやめることです。
そして、その人に対して心の中でキチンと謝り二度としないこと。
 

目先の損得ではなく長い目で見る

だからもし「奪われた!」と思ったなら、かつて自分が「奪ったのだなー」と思っておくとよいですね。
でもなかなかそのロジックに気づかないことが多い。
目先の損得ではなく、長い目で見たとき、出したものは戻ってくるし、
奪ったものは奪われる、ということになります。
 
理由は2つ。
ひとつは身近であればあるほど感情が邪魔をして、分かっていても納得できないことが多いってこと。
もう一つは長くなるので、これはセミナーで伝えたいと思います。
とっても大事なことです。
そしてそれこそが長い間、愛や豊かさを封印していた
根っこだったりするわけです。
 
自分の人生は、自分が創り上げていくものです。
そしてその力は既に、あなたの中にあるんですよ!
 
湯川 央恵

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