10名のセラピストが誕生しました!

先月、第2期セラピスト養成講座のディプロマ授与式が、京都市内のステキな町家風レストランで行われました。
クライアントに寄り添いつつも、問題を根本解決できるセラピストが10名誕生しましたよ!!
 
ちょうど1年前からスタートした養成講座。
半年のスクーリングに加え、半年のサポートで1年間走り続けて来ました。
 
セッションを受ける側から、セッションをする側に。
サポートされる側から、サポートする側に。
 
受講生のほとんどが私の3ヶ月集中コースを終え、そのまま持ち上がりで養成講座に入られたのですが、その成長度合いは、こうして立場が変わる事で、劇的なものとなりました。
 
でもね、、、、
ここまで順風満帆に来たわけではありません。
いろんな問題がありました。
 
ここでは詳しいことは割愛しますが、私自身、講師としてのあり方、いや、人としてのあり方を根底から問い直されたことが起こったんですね。
特に去年の11月から今年の1月一杯まで、私自身もかなり苦しかった。
正直、何もかも投げ出したかった。
 
でも講師である私の姿を、みんなが見ていました。
 
普段私が言ってること『相手は鏡だ』と言うことを、あの時は突き付けられた訳です。
 
恥ずかしながら、あの時の私は、なかなかその事実を受け止められませんでした。
普段言ってることと、やってることが違う、何とも情けない状態だったのです…。
 
でも、今こそ、相手は自分の姿なのだと、腹をくくって見つめ直したんですね。
そういうとカッコいいですが、ホントはもう万策尽きた、という状態で
受け入れて向き合うしか、無かったのです・・・。
 
するとね、、、
自分の幼く未熟な姿が見えて来たワケです。
完全に忘れ去っていた、あるエピソードです。
 
その辺りの気付きは、受講生さんには、包み隠さずお伝えしました。
未熟だった部分も、恥ずかしい部分も。
そして何より自分の傲慢だった部分も。
 
私の出来事を受け止めていく姿から、受講生が講師として、また一人の人間として学び取ってくれました。
本当に有り難かったです。
 

セラピストとしてのあり方

私自身のセラピストとしてのあり方を問われ、受講生と一緒に成長できた訳ですが、気づきをくれた方がいらっしゃいます。
 
息子の出産でお世話になった、助産師の坂本フジエ先生です。
実は、日本現役助産師最高年齢の先生なのです。
確か92歳!?
本当に人間的に温かくて、ステキな先生なんですね。
 
今度和歌山に帰ったときに、是非先生に会いに行こうと思ったのですが、ご高齢なので何となく
「早くしたほうがいいのではないか」と思い、息子の誕生日の翌日に、先生に電話をしました。
そしたら明るい声で
「ああ、元気か?いつも活躍してるな」と。
 
聞けば時々ブログも見て下さっているとのことで、本当に泣きそうになりました。何て有り難いんだろうと。
先生に息子がお陰さまで20歳になったことや、今私が考えていることなどを話したのですが、先生は「ふんふん」と優しく聞いて下さったんですね。
産後、寝ずに息子をずっと抱っこして下さった、あのときのことを思い出しましたね。
 
先生は一言
「心を病む人はこれからもっと出る、あんたがやらなアカン事はまだまだあるで」と。
ハッと致しました。録音しておくべきでした。
胸にバキュンと来ました。
 
子どもを産む、ということだけを取り上げると、どこの病院であろうと助産所であろうと、そうそう大きな違いって、ないのと思うのです。
でもどうしても、この先生に取り上げてもらいたい!
そんな思いになる理由は、一体なんだろうって思ったんですね。
 
それは技術云々ではないと思うのです。
もちろん経験がある、というのは、大きな信頼にはなっていますが、経験の多さ長さだけではない。
その先生から醸し出されるもの。
心根に伝わってくるもの。
それこそが一番大事なのだと。
坂本先生の、あのちっちゃい身体の、ど真ん中にあるもの、
それは「愛」だと思いました。
もうね、隠しきれないのです、心の中にあるものは。
それは必ず伝わってしまう。
 

スキルだけじゃない、使い手の思いと意図

だからこそ人は、そこはかとなく漂ってくる、その人の「想い」に引寄せられたり、逆に去っていったりするのだと思うのです。
それはセラピストカウンセラーでも、コーチ、コンサルでも全く同じ。
どうせ学ぶなら、この人から学びたい。
この人からサポート受けたい。
そう思うのは当然なのです。
 
テクニックやスキルは今の時代、ちょっと調べれば大概載っています。
でもそれを
「誰が言うか」
「どんな思いでその言葉を発しているのか」
ということだと思うのです。
もっと言えば、そのスキルやテクニックを
「どんな思いで使っているのか」
 
つまり・・・
使い手の思いと意図
それこそが一番問われていることだと思うのです。
 

そのスキル、どんな思いで使っていますか?

折角のスキルも「自分の満たされなさを埋めるため」に使っていると、
それはやっぱり伝わってしまう。
 
よくある例で、母親がコーチングスキルを学んだとき、子どもに必死にコーチングを使うことがあります。
それは子どもの才能を伸ばすため、というのもあるけど
「才能を伸ばすことで誰かを認めさせたい」と思っていたり
「自分の劣等感を埋めるため」だったり。
あるいは
「自分が言わせたい言葉を言わせるため」や
「自分の思った通りにさせるため」だったりすると、どうなるでしょう?
 
折角のスキルが、
人をコントロールしたり、支配したりするようなことになってしまう。
それでは、一体何のためのスキルなのか…。
 

セラピストに求められる要素

そしてクライアントの悩みをお聞きし、問題解決に至るまでに、
セラピスト側が是非ともクリアしていかないといけないことがあります。
それは・・・
「被害者意識」
セラピスト側に被害者意識がたっぷりある状態だと、クライアントの問題解決ができないんですね。自分もその状態にまだ巻き込まれているので「問題の構造が全く見えない」と言って良いと思います。
それどころか
「あなたはそのままでいいのよ」とか
「相手が悪いよね」などと、
クライアントを被害者意識のままで居させたり、傷を癒すだけに終始するようなセラピーになってしまうわけです。
 
なので受講生一人ひとりが、徹底的に自分の被害者意識に向き合うことになります。
ゼロにすることは難しいかもしれませんが、少なくとも被害者意識が取れた分だけ、セッション力が向上していくのも事実。
そんなみんなの姿を見ると、本当にまぶしくて、ここまで本当にみんあよく頑張ったと、涙せずにはいられません。
 
この養成講座で学べるスキルとマインドは、独立するしないに関わらず、
絶対持っておくと良いものなのです。
なぜなら人間関係はどこまで行っても続くから。
その自分の持ち場、環境の中で、大いに使っていただけるものだから。
クライアントと自分の人生を、自由に創造していただくスキルとマインドが身についたことを、誇りに思って、これからの人生を歩んでいただきたいと思っております。
 
今回の養成講座は
独立開業を、よりしやすくするために、会計士、司法書士、弁護士などの
専門家集団もチームに入ってもらっていました。
授与式には、その専門家集団のお一人、
京都で精神科とカウンセリングの両方が受けられるクリニックを開業されている 小椋哲ドクターにもご参加いただいたんですね。
 
小椋先生からは医療としてサポートすることの限界と、私たち心理セラピストがサポート出来る部分の大いなる可能性についてお話いただきました。
 
小椋先生からの言葉で印象に残ったのがこちら
「カウンセリングは格闘技!」
まさにその通り!
本気でないと吹っ飛ばされますからね!小椋先生、お忙しい中本当にありがとうございました!!
そして、改めて合格された皆さま!
おめでとうございます!!!
 

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