自分が望んだことのハズなのに、いつの間にか相手のせいにしている。いろんな影響があったとしても、最終的には自分が全て「決めている」のです。それを都合良く人のせいにして、自分は被害者ポジションに収まっていた、ところから内なる安心感を持つ迄のプロセスを湯川の事例でお伝えします。

妊娠が分かった時

湯川です。
今日は湯川の結婚当時の話を。
実はこの話をするのは初めて。ちょっとドキドキしています。
 
夫と結婚した時、私はコンサルティング会社で営業の仕事をしていました。大変ではありましたが、楽しい仕事でした。
「No.1営業マン」と言われ、
社長からも取引先からも可愛がられたんですね。
 
 
そんな中、夫と出会い、いわゆる「デキ婚」で寿退社。
その後、夫の経営する会社に入りました。
妊娠が分かった時、嬉しかったと言うよりも、
実は怒り落胆だったのです。
それは「避妊してくれなかった夫」に対する怒りと、
仕事を辞めなければならない悲しみでした。

本当にダマされていたなら

特に妊娠を告げた時、夫が「計画通り!」と言ったのを聞いて
「最初から企んでいたのか!」
「私はハメられた!ダマされた!」
そんな風に思ってしまったんですね。
いやー、お恥ずかしい!
今なら
「アンタ、何言ってんの!ダマされてたら、とっくに捨てられとったで!」
「ホントにダマしたなら、その女と子供を25年も養うって神かよ!」
「強姦された訳でもないのに全部人のせいにしてるのって何!」
「四の五の言ってんと、もらってくれる人が居て、アンタ逆に良かったんやで!」
と過去の私に、強く強く言いたい(笑)

その後私は、結婚そして出産。
そんな恨み心を持っていたことなど、すっかり忘れていたのです。
実際、子供が生まれてくれて本当に良かったし、
子供達のお陰でどれほど私の人生に、
彩りや豊かさが与えられたか、計り知れません。

無意識に恨みをはらすとは?

でも私は折りに触れ、夫をちくちくと攻撃し
恨みを晴らしていたんですね。
ただ当時「恨みを晴らしていた」とは全く思っておらず
「無自覚でやっていた」ということ!どっひゃーでしょ(泣)
具体的には・・・・
言うことを素直に聞かない、
夫にだけ冷凍ご飯の温めたものを出す、
セックスはあからさまに嫌々応じる、
すぐに拗ねて泣く、
実家の母に頼る…などなど

いやもう、マジヒドいっすね。
これが「夫を攻撃している」とは
当時は全く分かっていませんでした。
むしろ「アタスって可哀想💦」くらいに思っていたんですよね。
無知ってマジ怖い!

ダマされたと思う、その裏に隠れている本心

「私は夫にダマされた」なんて言ってましたが、
もっと心の中を微細に見た時、違う思いがありました。
 
結婚前、確かにコンサル会社の営業は楽しかったし、
それなりの収入も頂いていました。
ただあの頃、両親が離婚し、
自宅には父の彼女が居ました。
その人の作る味噌汁がとにかくイヤで、
家を早く出たかったのでした。
 
夫は経営者だったから、お金には不自由しないだろう、
そんな風に思っていたんですね。
それに仕事は楽しかったけど、やはり責任もノルマもあり
しんどかったことは確か…。
 
つまり・・・・
 
私はあの時、ダマされて渋々結婚した訳じゃなく
むしろ結婚したかったのだ!
そして子供が出来て会社を辞め、
夫のいる和歌山に嫁ぐ方がメリットがあったのだ!!
 
そうハッキリ腑に落ちた時、
心の中で忘れていた夫への恨み心が溶け出しました。

全て自分が決めているんだ!
全て思った通りになっていたんだ!
 

それを夫のせいにし、
ダマされたと思っていたことを、
心から詫びました。
 
本当に申し訳なった!
本当にダマしていたなら、25年間も婚姻関係を続けていないし、大切にもされていなかったはず。
なのに、そんなことは本当に
当たり前だと思ってしまっていたのです。
いやー、こうして告白してお恥ずかしいですが
普段皆さんに言ってる私も、最初はこんな状態だったのです。
そこから気づいて、今があるわけです。

自分の気持ちをまずは受け止めること

なので、今いろいろと自分のダークな部分に気づいた方も
これから気づいていく方も、どうぞ安心して下さい。
自分自身を見つめていく作業に
終わりはありません。
そしてやればやるほど、
自分自身がさらにラクに、さらに能力を発揮でき、
安心の中で日々を送ることが出来るものだなあと実感しております。

その安心感は外側からもたらされるものではなく、
内なる安心感なのです。
自分が自分を信頼し繋がっている、という安心感ですね。
 
女性は不思議と、妊娠しただけでなぜか
「被害者意識」を持ちます。
 
私の場合は「ダマされた」という思い。
人によっては「何で私が!」とか
「我慢して嫁になってやった」や
「養ってもらえる」と親代わりにしている人もいるかもしれません。
 
ただどういう思いであろうと、それをどうぞ否定しないことです。
そこにはそう思う理由が、ちゃんとあるのですから。
その思いに気づいてあげることが、まずは大事なことだと思うのですよ。
その後、バッチリ修正や躾直しを、やっていけばいいですね!
 
湯川 央恵

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