不安やイライラがおさまらなかった原因
少しの間、和歌山へ帰っていました。
滞在は相変わらず短かったのですが、
夫と沢山話すことも出来ましたし、
何よりホッとする時間が取れたのが大きかった。
昔は夫と話しても「ホッ」とすることなんて、無かったのにねえ〜。
人はホント変わることができるんですよ。
夫と200%離婚だと信じて疑ってなかった私が言うのですから
間違いない!(笑)
あの頃の私は、なんでホッとすることが無かったんだろう。
何でいつもイライラしたり
不満や不安に押しつぶされそうになっていたんだろう。
それを振り返ると
たった一つの思い込みが原因だったと
今ならハッキリわかります。
その思い込みとは、、、
「満足は相手から与えてもらうもの」
そう思っていたから。
しかもその満足とは自分の望む100%の満足です!
もう、イタすぎるでしょ(苦笑)
でもねー悲しいかな本人は、
自分がそう思っているだなんて、全く分かっていないんですよね。
あの頃のワタシに
「満足は相手から与えてもらうものだって、あなたは思ってるよね、しかも100%の満足を!」
などと言われても、きっと
「何を言うのか!」と歯を剥き出して怒っていたでしょうねえ(笑)
「私は普通のことを望んだだけです」
「これくらい分かってアタリマエなんじゃないですか?」
こう思っている限り、
自分は相手に100%の満足を望んでいるだなんて、
気づきようがないのです!(きっぱり)
彼や夫が自分の願いや望みに応えてくれたとしても、
ほんの一部分
「僕はそう思わないよ」とか
「そうかなあ〜?」などと言われただけで
「否定された!」
「受け入れてくれない!」などと怒りが湧いたり、
不安になったりしていませんか?
そうなっているなら、間違いなく自分は
「相手に100%満足させてもらうことを望んでいるのだ」と、
自覚して下さいね。
自覚することが、何よりも先なんですよ。
自覚のない所に、変化など起こしようがないのですから。
気づいたら自分を変えていく
私がいつもお伝えしていること。
「相手を変えようとするのではなく、自分を変えていく」
これ、一貫しております。
そして、いちばん肝になるのが
「親との関係性」
自分が親に対して何を望んでいたのか。
何を期待したのか。
それがパートナーシップだけでなく
上司部下との関係性、
子供との関係性など、
あらゆる人間関係に影響すると伝えておりますね。
親にやってもらっていたことを、いかに当たり前に思っていたか。
そのアタリのことに気づき出すと、どんなことが起こるか!?
まず最初の変化は
「今まで聞いていたつもりの言葉が、実は全く聞けておらず、
それどころか自分の都合良く聞き違いをしていた」ということに気づく!
これホント、よくあるんですよ。
Tさんの事例
3ヶ月コースメンバーのTさんから
こんな気づきの言葉をいただいております。
長いメッセージを頂いていたのですが、最後の部分だけ紹介させていただきますね。
最後に湯川さんにさんざんご指摘を受けた
「話しを聞いているようで肝心な所を聞いていない。」を実感した出来事を書かせていただきます。
私は夫から結婚した時に、生活費の為のクレジットカードを受け取りましたが、夫にお金の使い道を聞かれるのがとても嫌で、お金の話しになると敏感に反応して大ケンカになっていました。
「お金の使い方に文句を言われる」と最初っから決めてかかっていたのです。
ですが、最近、とにかく相手の話しをしっかり聞いて意味を理解しようとしていた所、
また夫から生活費についての話しが出てきました。
話しを丁寧に聞いてみると、
(ナント)夫は私がお金をあまり使わないので生活出来ているのか?
欲しい物は買えているのか?を聞きたかったようです!
拍子抜けすると共に、今までの人生、相手の好意を受け取れずに申し訳ないことを沢山してきたのだろうなと、呆然としてしまいました。
きっと湯川さんのセッションを受けなければ、意味の無い喧嘩が続いていたのだと思います。
現状が何も変わらなくても、自分が変化してくと、見えてくる世界が変わって来るって、こういうことなのかなと思いました。
Tさん、掲載の許可をありがとうございました。
意識が変わると世界が変わる
そうなのです。
「きく」というのは英語では2種類あります。
「Listen to」と「hear」ね。
「Listen to」は意思を持って聞き取ろうとする行為、
「hear」は聞き流しているだけ、だと湯川は解釈しています。
「みる」ということも
「look at」と「see」の違いがある訳です。
「look at」は、意思を持ってしっかり見る、
「see」はだた見えているだけの状態ですよね。
どちらもそこに「意思があるか無いか」
つまり「意識しているか無意識なのか」の違いでもあると思うのです。
こうして「聞いてるつもり」「見ているつもり」になって
肝心なことをすっ飛ばしている方はホント多い。
もちろん湯川も散々やって来た訳です(苦笑)
そして一人相撲で怒ったり悲しんだりしていたんですよねー。
それこそ不毛なエネルギーの使い方です。
Tさんがおっしゃっていたように、
相手は何も変わっていないのです。
自分の捉え方が変わると、全く聞こえるものが違う。
見える世界が違う、ということになるんですね。
Tさんのご主人は、最初からTさんのことを気遣っていたのに、
Tさんの耳のフィルターが詰まりまくっていたわけです。
そして「こうに違いない!」と意思を持って聞くから、そう聞こえていたんですね。
ホント人間ってスゴいです。
でも、ちゃんと聞き取れて、それが受け取れるようになると
自分の周りには、どれほどの愛が溢れているかに気づけるようになりましたね。
受け取ってなかったのは
ただただ自分だったのだ!ということ(驚愕!)
相手はそのまま何も変わらない。
でも自分の内面が変わると、相手が変わったように見える。
とっても不思議な世界でしょ。
相手の気になるところを何とかして変えようと
躍起になっている間は、相手も意地になって変えません。
鏡ですから相手からも同じように
「変わるのはお前だろう」くらいに思っているハズですからね。
でも相手を変えようとせず、自分に集中した結果、このように世界が変わってしまうわけです。
世界は全部自分の中にあるものしか現れません。
世界が優しく温かいものなのだと思えているなら、
それはきっとあなたの内面が温かで、優しいものに満たされているのでしょう。
でも世の中は信頼できず冷たく殺伐としていると思うなら、
それは自分の内面がそのようなものに満たされているわけです。
自分の外を変えようとするのではなく、いつも立ち返るのは自分の内面です。
内面こそ整えていきましょうね。