わかっているのに離れられない
今回は
問題の多いパートナーだと分かっているのに、離れられない、
どうしても周りの評価を気にしてしまう、
という方に向けてお届けしますね。
周りからは
「別れた方がいいんじゃない?」と
言われてもなかなか踏ん切りがつかない。
別れるということで罪悪感を感じる人もいるでしょうが、
多くの方は、今の生活や状況が変わることに躊躇しているのではないでしょうか?
経済的な理由であったり
これまでの二人の歴史があったり
子どものことであったり
パートナーからの脅しがあったり・・・
いろんな理由は挙げられましょう。
全ての理由に、いい・悪いはないのです。
これまで自分を押さえ
他人に合わせた生き方をしてきた人は
いざ自分のために生きようと思っても怖くなるのは無理もないこと。
でも、これからは自分の人生の選択を
相手任せにしていても、あなた自身は幸せにはなれません。
他人の人生を生きていませんか?
他人の顔色を見て
他人の期待に応えて
他人に嫌われないように
自分の気持ちをなおざりにしてきた結果が、今だということ。
キビシい言い方ですけどね・・・。
この気持ちの奥には
「嫌われることへの恐怖感」
「一人になることへの恐怖感」
これがありませんか?
実はその方が一人で生きる事よりも
ずっとラクなんですよね。
自分の人生に責任を取ることなく
他人に責任を押し付けて、逃げることが出来るのですから。
あなたが離れたくても離れられない理由は
ここにあるということ。
他人に迎合して、離れないことで
自分の人生を生きずに
他人の人生を生きているわけです。
「一人になることの恐怖」とは
「責任を負うことへの恐怖」でもある、ということ。
かつての湯川の例
かつての私は夫に対して
誉めて欲しい
認めて欲しい
分かって欲しい
評価して欲しい
そんなクレクレ星人でした。
自分の中の欠けた部分を直視したくなくて
仕事にのめりこんでいた時期もありました。
仕事の評価でその不安を埋め合わせようと必死になっていた私。
いつも自分がどう思うかより
人が自分をどう思うかばかりが気になり、
常に他人軸で動いていたんですね。
このときの私は、常に不平不満を口にしていました。
その不平不満はとどまる所を知らず
家庭での子どもや夫への不満は言うに及ばず。
職場では部下への不満
組織や体制への不満
そして食事に行けば行ったで
接客の不満
駐車場やトイレなど
設備の不満
警備員不在の不満など
そりゃもう、何も無いところから
わざわざ不満を見つけ出しているようでした。
とにかくいつも何かにイライラしていましたね。
今から思うと…
本当にその対象に不満があったわけじゃないんです。
では何かと言いますと…、
自分自身に対する信頼や自信が著しく欠けていたために
周りの人や組織、体制などに自分を映し出して
不満をぶつけていただけ。
はい、見事な投影です。
不満があるのは、実は自分自身に対してなのに
自分以外の人や環境などのせいにしていたんですね。
あは~、でしょ^^;
皆さんもそんな事があるかもしれません。
そのときはどうしたらいいか?
とっておきの方法をお伝えしましょう。
イライラをなくす、とっておきの方法
それは…
あきらめること
え?と思われました?
実は諦めるって、何もしないことじゃないんですよね。
ましてや自分を小さく見積もることでもありません。
それは
人からいいように見られたい、という気持ちを捨てること。
その上で背伸びをせず
朗らかに笑って生きていこうとすること
もっと言えば
「腹をくくる」ってこと。
人からの評価に依存している間は「腹がくくれてない」のですね。
「腹をくくる」
それだけで、肩に背負った荷物が軽くなる感じでしょ。
逆におなかにしっかり力が入る。
そんな気がしませんか?
自分の人生の選択肢を他人に明け渡すのではなく
自分の意思で切り開いて行く!
その覚悟が無い限り
他人に依存した生き方は、ラクで居心地がいいんです。
目の前のあの人との関係にどっぷりハマったほうが
責任から逃れられるわけですね。
しかし、こんなことを続けているとどうなるか?
自分の不安や寂しさや経済的不安を
相手になんとかしてもらおうとすればするほど
願った通りにならずに
自分も相手も傷つけるような言動をしてしまうんですね。
そう。
自分が傷つくのを恐れるがゆえに
相手を傷つけてしまうのです。
こうして他人に依存し合ったカップルは
傷つけ合うことで、さらに濃密な関係になる
という不思議現象が起こってしまうのです。
その結果
離れたくても一層離れられない関係になっていくんですね・・・。
ただの共依存なのですが
ほんと、しんどい関係です。
親子関係でこのような離れられない関係に陥っている人は
恋人関係でも
夫婦関係でも
このようなことが起こりがちです。
そりゃそうです。
自分の思考のパターンが変わらない限り
同じような現象が
人や立場を変えて、起こってしまうのは自明の理。
気づけば、変わる!
そこに気づいた人は、
「変化の時期が来た」ということなのですよ。
よく考えてみてください。
離れたくても離れられない関係というのは
どちらかが幸せになると
成立しない関係なのです。
いいでしょうか?
お互い不幸だからこそ、成り立っている関係性なのです。
そこに気づいたなら
お互いを傷つけ合う関係は終わっていいのです。
自分が心から安心し
幸せになる人生を選択していきましょう!
人生は思った以上に楽しく
そして明るいものです。
『自分が幸せになること』は
権利ではなく、責任、なんですよ!
失われた過去は取り戻せないとしても、
これから先の輝く未来は
誰であろうと手にすることができるんです。
そのためにも、自分が変わるという決意と
それを実行する覚悟をもつこと。
自分の人生を
自分の手に取り戻しましょう。