相手の反応をあれこれ勘ぐってばかりで対話を怠り、その結果仕事に悪影響を及ぼしているとしたら、周りはとても迷惑しています。その解決の参考になればと思い、ある売り上げNo.1の店長が大切にしている仕事の進め方をブログに書きました。
さて、先日来よりRさんの事例をご紹介しております。まだ読んでおられないかたはコチラから。
その気遣いは本当に必要?
今日はRさんの事例から見る「仕事が滞る一番の原因」
「仕事が滞る一番の原因」これ、ズバリ結論から言いますと「聞けば済む事をアレコレ考えて聞けていない」これに尽きるのです。
「こんなことを聞くとなんて思われるだろう」
「聞いて迷惑じゃなかろうか」
「嫌な気分にさせてしまったらどうしよう」
Rさんの場合、こういう思いが沸き起こることで、ついつい自分だけで何とかしようとして、結局のところ仕事が滞ってしまっていた訳です。
相手が何を考えているか・・・?
でも仕事が滞るほうが周りとしては大迷惑。しかも相手がどう思うかなんて、相手に聞かない限り分からないわけです。
そんな分からないことをあれこれ考えても結論が出ません。エネルギーの無駄遣い!
もし相手が迷惑だと思っていたり、嫌な気分になっていたなら、それは相手がそう伝えればいいだけのこと。
それを言わないということは、そういうことじゃないんだ、
素直に聞くが勝ち!
今回のテーマについて参考になると思うので、先日、とある焼き鳥屋さんに行ったときのことをシェアさせてください。
そこの28歳の若い店長が、系列店の中でぶっちぎりで売上ナンバーワンを達成しているという事を聞き、串とビールを頂きながら、いろいろお話を伺いました。
知って行ったわけじゃなく、たまたまお店に行ってからそのことを知ったワケなのですが、こういうことを聞くと、どうしても直接話をしたくなるのが私の性分でして…(笑)
業績を上げるためにやったこと
いろいろ話を聞いたのですが、要約すると業績を上げる為に彼がやったことは「対話を先延ばししない」ということ。
スタッフが以前より工夫して業務にあたっていたら「お!いいね!前と比べて○○が変化しているね」と言い、ちょっと変な表情をしていたら「ん?なんかあった?」と聞く。
時にはストレートに「何か悩んでる?」と聞く事もあるそう。
彼曰く「気になる事はその場で確認するって”決めている”んです」と。
いやー、もうこの潔さ!
仕事では大切なことを優先する
これは年齢を重ねたからできるとかじゃなくて「やると決めた人だけが出来る」ということなんだなーって思いました。
関係性を作って行く為には、対話が大切だとは思っていても、多くの方は正直に自分の言葉を伝えることに躊躇します。それは伝えた事で「余計な摩擦を引き起こしてしまうんではないか」「聞きたくもない自分への不満を言われるのではないか」
その結果「今迄の関係を壊してしまうかも」という勝手な妄想に近い「意味づけ」を持たせてしまうんですよね。
そうなるとまず対話なんて出来ません。
Rさんも同じだったと思います。
でも先ほどの28歳の彼は、そんな意味づけを取っ払い、見事に一番大事な「意味づけ」だけを持たせました。
それは『対話とは業績アップにかかせない重要なものである』
それを最優先にしたんですよね。
聞けばすぐに解決することを、先延ばしにしない!
聞くと「決める」ということなのです。
そして対話や聞くということに対して、自分なりの意味付けを作って下さいね。
*湯川の今日の一言
あなたは誰かとの対話を先延ばししていませんか?
もし先延ばししているなら、その人といつどんな対話をしますか?