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「おい!さっさと事務処理しろよ!大した仕事してないんだから、これくらいやったらどうなんだ!」
あぁ、まただ。
家事に育児、そしてパート。3人の子供を抱え、私はてんてこ舞いの毎日。
なのに自営業を営んでいる夫は、私の普段の仕事を「それくらい」と軽く見る。
私のやっていることが否定され、何とも言えない無価値感に襲われる。
こんばんは。自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!!
パートナーシップ心理学アカデミー主宰 湯川央恵です。
ちょっといつもと違う出だしで始めてみました(笑)
毎日クタクタになっているのに、まだ「働け」と?
今日はクライアントOさんの事例を、紹介したいと思います。
冒頭にも書いたように、Oさんは家事育児に追われ、おまけにパートの仕事もやっているのに、夫の営む自営業の事務仕事まで「やれ!」と言われる毎日。
なんてひどい夫!と思ってしまいますよね。
「毎日クタクタなのに、これ以上どうしろって言うのよ!
体がいくつあっても足りないわ!事務処理なんてそんなの自分でやってよ!」
そんな風に思うOさんだったんですね。
ここまで読むと
「そりゃそうだよ〜、Oさんの言う通りだよ〜」
「夫の言うことなんて出来ないよ〜」と思いますよね。
夫の言い分
Oさんの夫は、めちゃめちゃ働き者なんですね。
一戸建ての購入計画が何年か前からあり、それに向けて猛烈に夫は働いてくれていたんですね。
でもこんな言葉が、よくあったそうなのです。
なんで俺が家族のために、犠牲にならなきゃいけないんだ!
なんで犠牲になるのは俺ばっかりなんだ!
お前は一体何がやれてるんだ!
そこまで夫が自分を追い込む位なら、もう住宅の購入はいらない。
Oさんは夫が仕事で一杯一杯になると、
このように八つ当たりされているように感じていたんですねー。
子供時代、親のことをどうみていたのか?
ところでOさんは子供の頃、両親のことをこんな風に見ていました。
お父さんは身勝手で、お母さんはそんなお父さんの犠牲になっている。
お父さんは大したこともせず、手伝わないくせに、
ちょっとやっただけで「俺はこんなにやったんだ!」とアピールしているように見えていました。
そしてお父さんはあろうことか
「これ以上働いて自分の体を保てなくなるとダメだから休まなきゃ」と。
Oさんは
「生活が出来たのは全てお母さんのおかげ」
お母さんが生活のベースを作ってくれて、お父さんはいいとこ取り。
寝たい時に寝て、やりたい時にやりたいことをやる。
100%お母さんが正解で、
お父さんは間違っている!
そんな風に思っていたんですね。
お父さんに言いたいことは・・・
そんなお父さんに何て言いたいか?
ときくと、Oさんはこう答えてくれました。
甘ったれるのもいい加減にしろ!
食べさせてもらい、世話してもらっているのに居場所がないとは何事だ!
これ以上動くと自分の体を保てなくなるとは、ちゃんちゃらおかしいわ!
そうです!
お父さんの姿は、まさにOさんの姿だったのです。
そしてお母さんの姿は夫の姿。
お母さんが100%正しいんだ!と言うのであれば、夫の言うことは100%正しいと言うことになります。
では夫の言うことを、Oさんは聞かなければいけないのか?
でもOさんは納得できません。
だって今でも、クタクタになるくらい働いているんですから。
それ以上にまだやれ!って納得出来ませんよね。
さてここからどうなるのか?
解決の道はあるのか?
Oさんは一体どうなるのか?
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湯川央恵
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