怒りをどうコントロールするか

湯川は10年ほど前は、夫の会社で勤めていました。
当時の私の呼び名は「瞬間湯沸かし器」
社長である夫より、嫁の私の方が短気で、
スタッフからは相当めんどくさい上司と思われていましたね(苦笑)
 
ところが不思議な事に、怒っている本人は
結構我慢していたつもりなのです。
 
あの頃は「怒ってはいけない」と思っていたので、
沸々とした怒りを溜めに溜めて、結果、思いっきり爆発してしまう、
ということを繰り返していたんですねー。
 
なので「私は我慢している」などと
おめでたい事をおもっていたんですよ(苦笑)
 
しかも怒りを出す必要のあるときに出さず、
怒らなくていいときに、怒ってしまう、
そんな厄介な状態だったという・・・。
 
怒りが爆発してしまったときは
「またやってしまった」と何度後悔したことか。
 
ということで、
「怒りをどうコントロールしていくのか」について
書いていこうと思います。
 
目指すゴールは
怒りで消耗していたエネルギーを、
注ぐべき所に注げるようにする、ということ。
 
その前段階として
「怒りで後悔しない」というのを掲げたいと思います。
 
怒りにしても、後悔にしても、
このエネルギーの使い方は本当に勿体なーい!
全く生産的な事にエネルギーを
使っていないわけですからね。
 

そもそも、いつ怒りの感情が生まれるのか?

で、怒りをマネジメントしていくポイントは
「怒る理由」
これをまずは見ていきましょう。
 
ほとんどの方の場合、怒る理由が
「自分にとってのアタリマエを押し付けていないか」
ってこと。
 
「アタリマエ」なので、
それを押し付けていることにすら気づかないのです。
 
例えば、
「つき合っていたら誕生日にはディナーが当然だよね」
「着信があれば、普通コールバックしてくるのが常識でしょ!」
「夫は妻を食べさせるのがアタリマエ」
 
こんなふうに、自分にとって
疑う余地のないものであればあるほど、
押し付けているって気づかないものです。
 
そしてその「アタリマエ」が破られたときに、
怒りが生まれるわけです。
 
ですから
「べき」
「アタリマエ」
「常識」
「当然」
という言葉が多ければ多いほど、
イライラ度が間違いなく上がります。
 
自分にとってはアタリマエの事でも、
それが相手にとってのアタリマエと
イコールにならない事が多いということは、知っておいてくださいね。
 
そして
「自分は間違っていない!相手こそに問題がある!」
と思っているとき程、相手も同じように思っていますからね。
 
なので、まず「自分のアタリマエ」は
相手にとっても「アタリマエ」ではない、
ということを理解せよ。
これが最初のステップになります。
 

怒りには第一感情と第二感情がある

で、今日は怒りについて、別の側面からお伝えします。
 
普段湯川がセッションするときは、
インナーチャイルドワークをよく行います。
 
インナーチャイルドって分かりますでしょうか?
湯川のメルマガを読んで頂いている方は
よくご存知かと思いますが、
念のためインナーチャイルドの定義を明確にしておきますね。
 
「傷ついた子どもの心を持つ幼い自分のこと」
これをインナーチャイルドと言っております。
 
小さい頃、お母さんに
「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい」と言われたり
「だっこして欲しかったのに自分で歩きなさい」と言われたことがあるとします。
 
インナーチャイルドワークをすると、
そのときのチャイルドがよく拗ねていたり、猛烈に怒っていたりします。
 
実は怒りは第二感情と言って、
この第二感情の前には、
必ず第一感情があるんですね。
 
それを素直に認めたくない為に、
第二感情という怒りで誤摩化しているのです。
 
これはインナーチャイルドだけではありません。大人の私たちも全く同じ。
 
ではそもそも、第一感情とは何か?
 
それを知りたいときは
たった一つの質問をすれば分かるのです。
 
それは
「ホントはどうしたかったの?」
 
この質問で第一感情がズバリわかります。
 
拗ねていたり、怒っているインナーチャイルドが
「ホントは私だけを見て欲しかったの」
「ホントはお膝の上に乗りたかったの」
「ホントはもっと甘えたかったの」
 
そのホントの気持ちを言葉にすることが出来たとき、
殆どの人は涙します。
 
「そうか、私は本当はそう思っていたんだ」という深い感慨と共に、
これまでそれを押し隠していた事に対して、涙するわけです。
 
やっと言葉に出来たね、
やっと私が気づいたね、
そんな思いでしょうか。
 
ずっと自分が自分の気持ちを粗末にしていたことに、
ようやく気づくわけです。
 
自分が誰よりも自分を粗末にしながら、他人に対しては
「分かってよ!」と押し付けていたってことなのです。
鏡の法則からすると、それは無理な話なのです。
 
そう、湯川は何が言いたいかというと、
怒りが生まれる前には、必ず第一感情が生まれているってこと。
 
怒りに共感するのではなく
そもそもの第一感情に共感する。
 
「ホントはどうしたかったの?」という質問をすることで、
怒りに押し隠されていた本当の気持ちに気づく事ができる。
その気持ちに自分が十分寄り添って上げることで、
怒りのボルテージはグーンと下がっていくのです。
 
誰にその思いを汲み取ってもらうのではなく、
一番汲み取ってあげないといけないのは、自分自身なんですよね。

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