子育てイライラの原因は自分の子供時代にある

子どもがやるべきことをやらない!
自分のことなのに親まかせで何もせず、すごくイライラする!
そういう声は良く聞きますよね。
私もご多分に漏れず、子どもが小さい間は
そんなふうによくイライラしていたものです。
子どもを持つ親あるある
かもしれないですね。
でもね、こう言うときこそ
湯川がいつも言っている「相手は鏡」
これを思い出して頂きたいのです。
「子どもが何もしない」のであれば、
それはあなた自身にも、子どもと同じような部分が、
どこかにあるはずなのです。
本当は取り掛からないといけないことなのに、
ずっと先延ばししたままになっていないでしょうか?
ゴミとして出そうと思いつつ
そのままになって、部屋の風景の一部になってはいないでしょうか?
自分のことだと、アレコレ言い訳が出て来そうですね。
出来るなら、大人になった「今」を振り返るより
子どもの頃のあなたを振り返ってみて欲しいのです。
子どもの頃のあなたはどんな子どもでしたか?
親から、どんな風にいつも言われていたでしょう?
自分のことなのに何もせず、親に何でもしてもらって当たり前だった、
ってことはありませんでしたか?
「いいえ、残念ながらうちの親は何もしてくれませんでした。
私はそのことでとても寂しい思いをしてきたのです」
そういう方には、、、
「おめでとうございます!めっちゃやってもらってたんですね!」
と言いたいです(笑)
実は、私たちは脳の特性上
「当たり前」や「当然」だと思っていることは、
ほとんど記憶に残らない。
スルーしているんですね。
ということは、散々いろいろやってもらっていたからこそ
やってもらえなかったことだけが
印象に残っているってこと!
 

Tさんの事例

ここで3ヶ月集中コースを受けられた方からの感想を
ご紹介します。
「子どもと夫が自分のことを全然しない」と思っておられた方です。

子どもの頃の私は、親に楯つく事も無く、
良い子だったと思っていたのですが、
インナーチャイルドワークを初めてやったとき、
自分がどれほど傲慢で
「何でもやってもらうのがアタリマエ」だと
思っていた子どもだったのかと、驚きました。
でも、
それを都合良く忘れて、自分は謙虚でおとなしいと
何と自分を美化していたのか!
湯川さんのメルマガを何度も読んで分かっていたはずなのに、
いざ自分が目の当たりにすると、驚きましたが、
後半そんな自分に笑えました。
ずっと欲しい欲しいと思っていた愛は、十分与えられ、
無いと思っていた時には、そばにあったのに、ただ見えて無かったという
何ともいえない世界に、これまでの私は居たのだと思いました。
セッション後、自分でこれからは
何でもエネルギーを出してやって行こうと思い行動していくと、
驚くことに子どもと夫がどんどん行動していくようになってきたのです。
怠慢で自分から動かない息子と夫だと思っていたのが、
親に何でもしてもらってアタリマエと思っていた
私の姿がただ映っていただけだったとは。
本当に鏡でした。
これからの人生がとてもワクワクします。
本当にありがとうございます!

Tさん、感想の掲載許可をありがとうございます。
私たちは本当に、自分に都合良く美化します。
その才能たるや、ホント見事!(笑)
つまり、親にアタリマエのように求めていた理想像は
自分が思い通りにしてもらいたいという
要求の度合いが大きかったことが、そもそものスタートなのです。
この要求をどうやって解除していったらいいか?は
その人それぞれのステージによるのですが、
子どもやパートナーに過剰にイライラする人は、
親に求めすぎだったので、
「親に求めるのはもうやめよう」ってことですねえ。
親や子どもやパートナーを変えようと思うと
大変ですが
自分が始まりだったとわかると、
子育てだけじゃなくパートナーシップも、
断然楽になります。
 

Eさんの事例

結婚10年目、
5歳と2歳のお子さんを持つEさん。
Eさんのご実家が立てた
二世帯住宅で暮らす日々。
これまで十分な事を
親にやってもらっていた自分なのに、
そんな親にイライラしたり
子供にもちょっとしたことで怒ってしまう。
毎日子どもに振り回されて
一日が終わってしまう。
そんな自分を責めてしまう、
ということだったんですね。
まあねえ、
5歳と2歳児の子育ての時期って、
ホント大変ですからね~。
でもいろいろ話を聞くと
「完璧主義」なEさんの姿が見えてきました。
子どもに手伝ってもらっても、
自分が思う畳み方じゃないとイヤだし、
時間がかかるから
結局取り上げて全部やってしまう
ということだったんですね。
これも、お母さんアルアルかもしれないですね(^_^;)
でもね、、、、
なぜそんな完璧にしたいって思うんでしょ?
と聞くと
「完璧にやらないとダメなような気がして・・・」
と仰ったんですね。
ココ、何かありそうですよね(笑)
Eさんは幼少期、
親から虐待があったとか
ネグレストがあったとか、
そういうのが一切なくて、
どちらかと言えばいろんなことを、
あれこれやってもらったくらい。
そんなEさんがなぜに
「完璧でないと」と思うようになったのか。
実はEさんが子どもの頃、
お母さんに対して「完璧性」を求めていたんですね。
小さい頃親に対して
「やってもらってアタリマエ」
「親がやって当然」という思いが
Eさんの中にあったんですね。
まあねえ、これって
ホント多くの方が持っていた思いだと思うのです。
Eさんもその一人で、
だからこそ親になった今、
自分が作ったマイルールで、
自分ががんじがらめに
なっているっていうこと
どういうことか?
Eさんが小学生の頃、
夏休みの宿題の工作を作ってもらっても
「もっとちゃんと作ってよ!」
家庭科でのエプロン製作も
「もっとミシン目を揃えてよ!」
煮物などの地味なおかずが多いと
「こんな地味なおかずじゃなくて、もっと洒落たもの作ってよ!」
そう思っていたそうなんですね。
まるで親は、自分の面倒を完璧にみるべき存在だと。
決して口には出していないですよ。
それでも心の奥底で
そう思っていたんですね。
思考はエネルギーそのものですから、
創造する力があるんですね。
実はEさん、
自分がそんなことを思っていたことすらも
忘れていたのです。
それくらい
「アタリマエ」に思っていた、
ということなんですね。
相当「要求の強い子」
だったということが分かります。
だからこそ、親になった時、
子どもからアレコレ要求され、
一日中振り回されているというのは
当然のことなのです。
また、親は完璧なのだから
自分の面倒は見てくれて当然と
思っていたため
母親になった今、
完璧な母親にならなければと
自分を責めてしまうのも
これまた当然のこと。
そして夫に対しても
母親に求めていたような「完璧性」
つまり
夫ならこうしてくれてアタリマエ
夫なら妻の話を聞いて当然
夫は家族を養うのが当然、等々・・
こうして母親に向けた勝手な思い込みを
子供や夫にむけて、自分が勝手に苦しんでいるだけ。
 
自分が作ったルール(思考)で
自分をがんじがらめにし、
ルール通りに現実を作っているわけですね。
子ども一人、大人まで育てあげることの大変さ、
これまでどれ程のエネルギーをかけてくれたのか、
そこが見えていなかったんですね。
でも今、
Eさんは自分が子育てをしている中で、
そのことは身に染みて
分かっておられるはずなのです。
 
なので、この自分で作ったルールから抜け出すには、
まずはこれまで
どれ程のことを親からしてもらっていたのかを
振り返ることなのです。
これまで「当たり前」にやってもらっていたことを、
一つひとつ振り返るといいですね。
 

自分が変わること

いかがでしたか?
母親が悩む子供の行動の原因のほとんどは、自分の子供時代にあった、
と知って驚かれる方がたくさんいらっしゃいます。
まずは、自分の子供時代を振り返って
育ててくれたご両親に感謝してみませんか。
そして、
Tさんのように、自分が変わること。
相手を変えるのは難しいので、
まずは自分が変わること、行動することの方が近道です。
その一歩として、
人のせいにせず、どんなことでもいいので、
まずは自分で責任をもって行動を起こしてみる。
ということからやってほしいなぁと思います。
 

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