Sさんの悩み

肌のトラブルで悩んでおられたSさんという方がおられました。私の個別プログラムの受講生さんです。
初めてSさんと会ったときは、確かにニキビで顔全体が赤くなっていました。
「鏡 ニキビ」の画像検索結果
ですが、ご本人が言う程ヒドい状態とは感じなかったのですね。ただ、Sさんご自身は深く思い悩んでおられました。

根治しない しつこいニキビ

小学校の頃からヒドいニキビで悩まされ、病院にもかかり、食事療法や、枕やシーツを清潔にするなど、あらゆる方法を試してきたSさんでした。
若干改善は見られるものの、根治せず。
社会人になり仕事が忙しくなると、またニキビがヒドくなる、そして大きなマスクをして顔を隠す、というのを繰り返しておられました。
私は皮膚科医でも何かの医者でもありません。ただこれまでいろんなセッションをしてきた私から見ると、明らかに心の中の思いが影響していると思いました。

怒りをキチンと認識する

Sさんの場合はズバリ「私を見て!」でした。アピールなのです。
つまりニキビでヒドい肌になることで、悪目立ちするわけですね。
Sさんの場合、ご両親に強烈な怒りを感じておられました。アル中の父、すぐ感情的になる母。そして自殺未遂を繰り返す弟…。
怒りはホント肌に出ます!ニキビ以外にジンマシンやアトピーとして外に出るんですね。親に対しての怒りを抑えている人は、一度きちんとそれを認識したほうがいいです。
あ、認識するっていうのは、親にその怒りをぶつけるんじゃないですからね。

その意図は何?

弟に対してなぜイライラするのか、その理由をSさんに聞くと、このように返ってきました。
「死ぬとわめいて人を振り回すな」と。
 
つまり自殺未遂も姉のSさんから見ると「アピール」なのです。Sさんは自分がやっているからこそ、弟のやり口が見えるのです。だから腹が立つ。
まさに自分と弟は鏡。
自分もニキビがあるからこそアピール出来る訳です。そして人をある意味、振り回しているわけですね。
私達は「意図」が現実化します。
願いじゃないですよ。意図です。なので現実を変えたいなら、この「意図」を見抜かないとダメ。
Sさんの場合は「私を見て欲しい!」が強く意図としてあるからこそ、それが現実化しているってことなのです。
Sさんはこの意図を変えない限り、肌の症状がさらにヒドくなったり、事件や事故に巻き込まれ、みんなから「バッチリ見てもらう」ってことになってしまいますからね。
湯川 央恵
 

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