自分ばかりが損な役回り、あの人ばかりズルい!我慢するのはいつも私。そんな思いでイライラしていないでしょうか?そんな思いになってしまう理由と対策をEさんの事例で紐解いて行きます。
私ばっかり損している!?
湯川です。
夫が先日より東京に遊びに来ています。
今夜と明日の夜は娘、息子も合流して4人で食事。明日はナント娘がミッドタウンの素敵なお店で御馳走してくれるとのこと。今から超楽しみです。
で、息子と娘、今は仲の良い姉弟。お互いのやっていることをリスペクトしていますが、子供の頃は、寄ると触るとケンカしてました(苦笑)
その理由はいつもコレ「◯◯ちゃんだけズルい!」
つまり「自分は損している!」という思いですね。
これを朝から晩までギャンギャンやるので、夏休みなど長い休みの時は、ウンザリしていたものでした(苦笑)
夫だけラクして許せない!
この「自分は損している」思いは、大人になっても、事あるごとに顔を出して来ます。
例えば共働き夫婦のEさん。
仕事から帰って来たら、食事の支度に掃除、洗濯、子供の世話と息つく間もありません。振り返ると、夫はソファでゴロリと横になっている。
そんな姿を見るにつけ「私ばっかり損してる!」と怒りがふつふつと。
そんな時に夫から「ちょっと味付け濃くない?」などと言われようものなら、怒りが沸点に達し「ごるぁ!だったら食べるなー!」となっていたEさんでした。
いやー、Eさんの気持ち、痛い程ほど分かります。
思う人は益々思い、思わない人は益々思わない
ただ「自分ばっかり損している」と思ってしまう人は、他の場面でもこういうような「損した」という思いを感じることが多く、
そんな思いをしない人は、場面が変わっても「損した」というような思いは、あまりしないようようなのです。
コレ不思議ですよね。
思う人は、益々思い、思わない人は、益々思わない、ということ。
「自分ばかり損している」の原因
なんでこんなことになってしまうのか?
いろんな理由がありましょうが、Eさんの場合は特に「べき」が強かった。これがどうやら大きく影響していました。
もう少し詳しくお伝えしましょうね。
自分を苦しめる「べき」思考
Eさんのお母さんもEさんが子供の頃、共働きでした。忙しく働くお母さんに対して
「母親なんだから家のことはキチンと全てやるべきだ」
「子供にも夫にも不満を感じさせるべきではない」
こんな高い要望を、Eさんは持っておられたんですね。あ、もちろん無意識です。
そして「キチンとやっていない」と見るや否や、母を責め、不満を溜めて来ていたんですね。
なので自分がお母さんと同じ立場になった時、お母さんに持った、自分が作ったルール「母親なんだから家のことはキチンと全てやるべきだ」
「子供にも夫にも不満を感じさせるべきではない」
このルールに自分が、がんじがらめになって苦しんでしまうの。
つまり親に持った「べき」が強ければ強いほど
その呪縛に自分が苦しんでしまう。
いやー、このことに気づかず、苦しんでいる人がどれほど多いか!
なので万一、自分が夫に手伝ってもらっても、不満を感じさせるくらいなら、自分がやってしまったほうがいい!となるわけですね。
なので「自分ばっかり損している!」と思って、毎日イライラしてしまう人は、自分の作ったマイルールを見直してみることなのですよ。
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